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2008年5月 5日

社長の教科書(うらぼん)

カテゴリ:書評

 大して中身もチェックせずにタイトル買いしてしまったこともあり、タイトルと内容の差が激しくてびっくり。えっと、帯で「社長は今すぐ働くのをやめなさい! 成功法則なんか信じるな! 起業家必読」とか書かれているわけですが、この本を買っても何かアクションを起こそうと考えた社長さんは、さらに働く必要に駆られることでしょう。というのも、インターネットを活用して云々かんぬん的な本だからです。書いてあること自体はふつーの話しで間違っていないのですが、結局結論的にはプロを使ってインターネットを活用しないといけませんという展開です。

 まー、まともなプロを使うとそれなりにお金がかかるわけでして、この本を買ってインターネット関連をなんとかしなきゃと考える社長さんは、そのプロの優劣を判断することが困難で、結局はかなりの確率で外れ業者に当たって、痛い目に遭う可能性を孕んでいます。

 で、ホントにこの本に共感した社長さんなら、結局は著者に相談する展開になるのでしょうね。ちなみに、著者の実力は私ごときでは判断できません。最終章で取り上げられている自ら手がけた事例については1つも知りませんでした。

 というか、表2の同じ出版社から出されている本のタイトルをチェックしてたら買ってなかっただろうなぁ、、、。あと、「はじめに」の1ページ目からどうしても引っかかってしまう記述があって、また、『リスティングとは「メールアドレスを取る仕組み」という意味。』という一文がどうしても理解できません(リスティング by Tifana)。まー、対象読者は私なんかじゃ決してないから、どうでもいいですが。



投稿者 ymkx : 2008年5月 5日 23:51 |