メディアの違いというか

 えらい古い内容のblogにトラバ

Web上のメディアは紙メディアに比べて明らかにチェック体制が甘い。
紙メディアはその作成工程から必然的に多重チェックが入る。昔、会社で装置のマニュアル作成なんて仕事をした時にそれは実感したもんだ。
でもWebメディアは下手すりゃ執筆からノーチェックで公開されることだってあるだろう。ある意味、こういうblogや個人サイトと同レベルで作られてしまう。
Webはそのスピードで何にも勝るメディアだが、代価を得にくいものである限り、質の向上に限界があるんかなぁ。

いやいや、兄さん、そんなところで戦っちゃダメなんだと思いますよWebは。チェックが云々、質が云々なんてのは、本当に指摘のとおりで向上なんて無理で無謀なわけですな。

 一個の例ですが、たとえば「装置のマニュアルの作成」をHTMLなりFlashなりで作ったとして、そいつをクライアントなりに提供するって考えれば、そりゃ紙と同じレベルでの作り込みが要るわな。要は、シーンそれぞれにおいてWebの果たす役割が違ってるって事じゃないの? なんか違うな、それは正確にはWebでは無いな、close環境におけるWebって、単純にWebに関わる技術を使った情報伝達手段であって、広義の意味のメディアじゃないもんな。

 で、話を元に戻しますが、結局のところ新聞や雑誌なんかは簡単に発行して流通させるわけにはいかないんですが、Webの場合はあまりに簡単に自分の考えや主張などを公開することが可能なわけです。メディアとはこれも違うんだけど、本人がその気になればいつでもメディアになれるんですよね、ネットでの行為は。紙の日記帳に書いた内容は他人からは知る由もありませんが、いろんな公開サービスを使った日記や公開している自分のWebサイトにおける日記は、誰もが閲覧でき影響を受けるメディアといっても過言ではないでしょうか? 
 個人サイトも、大手新聞社のサイトも、著名なコラムニストのサイトや、作家のサイトだって全部Webでは等価です。要は受け手、いや、読み手の考え方の差ですよね。質の向上の話に関しては、議論する必要は無いでしょ。質の悪いものは相手にされないだけだからね。要は読み手の判断次第なんです。これまで、メディアから一方的に押し付けられてきた価値観を、全くもってして脳ミソを使わずに受け入れちゃう人たちってのは損をする世の中になるのです。もしかしたら、逆なのかもしれませんけどね。

 っていうか、主張しない人は損をするのかもしれないな、そんな世の中になっちゃうようです。自己主張ができない人には不利な世の中になるのかもね。

トラバ対象:
Webメディアと紙メディアの決定的な違い
http://ssk.seesaa.net/article/301401.html