なんだか、台風あけでへろへろの中行ってきましたよ、TurboHomeの発表会に。会場は前回のTurbolinux 10 Serverの発表会とはうってかわって、目黒雅叙園だったり。
ちょっと遅れてしまって矢野社長のお話は聞けなかった、残念。でもって、中身の話から聞いたんですけど、なんかTurbolinux 10 Serverと同時並行でこんなの作ってたのね~。なんか、大幅に勘違いしてて10Dの後継版かと思いきや、全然違う新ブランドの位置づけとのことでした。なんていうんですかね、デスクトップ環境の標準がTurboHome(違うかも)なる専用の環境で、gnomeとかKDEとかの一般的なモノとはあまりにかけ離れててびっくりですわ。なにかなー、ぱっと見PCって言うよりオールインワン型端末って感じでしょうか、間違ってもLinuxだとは思えません。主要ターゲットが、PC初心者を狙っているようでとにかく簡単手軽にってのを目指したようですね。で、もちろんKDEとかも選べるので、フツーのデスクトップLinuxとしての用途も可能です。gccも入ってる模様。
付属ソフトの中では筆ぐるめとATOKが新しい感じです、しかもリコーのTrueTypeフォントも入ってるから、あのLinux感が払拭されています。ちなみに、デモで使用していたのブラウザ/メーラーはモジラでした。あ、そうそう、プリンタとの連携もかなりいけてます。キャノンとエプソンの協力でドライバモジュールが提供され、90何パーセントかのプリンタがOKだとか。デジカメもUSB接続のモノはドライバ不要。でもって、オフィスソフトはOpenOfficeが入っています。デモで使ってたマシンはStarSuiteが入ってた感じですが。とにかく、自宅でお父さんとかが使うイメージのマシンですね。しかも、Winより徹底的に使いやすさを追及した感じでしょうか。ただ、gimpとかはお世辞にも使い易いインタフェースとかじゃないから、もーちょっと入門ユーザ向けの画像ソフトがよかったかも。ちなみに、ソフトのアップデートなどは3年間は最低でも提供予定とか。
でもって、一通り説明が終わったところで、Linux普及委員会の会長に就任される福下恵美さんの登場...ってなんなんですかこの展開は! いわゆるアイドルのコなんですが、イメージキャラクターみたいなもんですね。なんかプロフィールとか見てみると、
第1回 ホリ・エージェンシー
ネットアイドルオーディション グランプリ受賞にてデビュー
とか載ってるし...なんか今回の会長就任に伴い、TurboHomeを使ってるとか。すごいな。でも、こうやったイメージキャラクターまで据えての販促ってことは、本気で売ってくってことに他ならない訳で、これまでどのディストリビュータも本気ではやらなかった領域、MSの牙城を崩すと言う野望が見え隠れします。やー、もっと著名なタレントを使えば、って話もありますがそう簡単にはいかんわな。でも、肩書きだけの会長じゃ困るからちゃーんといろいろやってもらうという意味では、めちゃめちゃ忙しいトップアイドルじゃそれまた困りますがな。
で、なぜか彼女とツーショット写真が撮れて、ポスカをTurboHomeでプリントアウトとか、彼女とチャットが出来たりとか、TurboHomeの使いやすさをアピールする重要なところでプレゼン用モニターの不具合で見れなかったりとかありましたけど、とにかく玄人向けじゃないパッケージというのは伝わったのじゃないでしょうか。
結論として、なんかTurbolinuxは他のディストリビューションが絶対にやらないような事ばかりやり続けてますねー。もう完全にRedHatとは違う方向に目が向いてる、もちろん彼らの方向も見てないわけじゃないけど、もっといろいろな方向もフォローしようとしてる感じでした。自宅用マシンでちょっと使ってみよう。あと、インターネットを微妙にやりたがってる母上用に環境をセットアップして試用させてみたり。ちなみに、Linux普及委員会会長は普通にかわいい女のコでした。Turboマークのネックレスをしてたりしてた、あれは売り物か?
あーー、今になって思いついた。ネットワークセットアップって簡単にできるのか? 確かにインストールは簡単そうだけど、PPPoEとかのセットアップとか。たぶん、routerが入っててdhcpが取れる環境ならソッコーつながりそうだけど...。Yahoo! BB on TurboHomeとかで強制普及...。
トラバ対象:
ターボリナックスホーム@Turbolinuxいただき日記
Heian発表@Turbolinuxいただき日記