turbolinux 10 server 発表会

 猛烈に雨の中、行ってきました。なんか、すごく人が多くてびびりましたぜ。

 で、詳しくはまずはTurbolinuxさんのリリースを、でもって既に詳細が掲載されているITメディアさんのサイトも一読あれ。

 肝心の中身ですが、kernel 2.6.8が採用されてるとかテクニカルな話はおいて置いて、ここ最近では一般的となってきた、セキュリティ・バグアップデートサポートを含めたコストの点が最も注目できる点だと言えそうです。名前こそ出さないにしてもRed Hatをめちゃくちゃ意識してる感じで、パッケージの中身や用途が違うので単純比較はできないですが、5年間のアップデートサポート付きで41,790円(税込み)ってのは確かにインパクト大です。スペック的に近いと思われるRed Hat Enterprise Linux ESの4年アップデートサポート+1年追加が451,311円(税込み、なんかTurboのプレゼントは違う組み合わせなんですが、これが正解ですよね?)なので、その差は大きいですね。あ、でもRed Hatのやつはいわゆる障害対応が入ってるから、比べる相手が違うな。で、その比べる相手の障害サポートが入ってるTurbolinux 10 Server with Supportは411,600円とそれほど大した値段の違いにはならなくなるんですよね。

 で、その有償のサポート範囲に関しては、Red HatTurbolinux(リンク切れてますよ)ってなかんじだそうです。Turbolinuxのリンクが切れてるんで詳細はわからないけど、大きな差はないんだと思います。でも、一応サーバエンジニアを抱えてるうちの会社にとっては、正直言ってTurbolinux・Red Hatの両社が提供する障害サポートって頼ることってまずないんですよね。
 や、頼ってみたい気はするけど、多分使わない。それ以前にコストがかかりすぎて使えない(ホントはそんなことないんだけど)。クライアントさんに「なんだ、Linuxとやらはタダじゃないのか、Windowsの方が安いんじゃないか?」とか予想通り言われそう(ってライセンスの話が全然違うから簡単比較はできないんだけどね)。で、実際に、障害が発生する大部分は自分達で作ったシステムの問題(バグじゃないです仕様です、バグはあなた自身だ!)とハードウエア障害が圧倒的に多くて、サーバアプリとかOS側でクリティカルな障害ってほとんど出ない。設定がわからないものは確かにあるけど、なんかサポートに聞くより自分達で調べちゃった方が断然早そう(な気分)。でも、セキュリティフィックスやバグフィックスの提供自体は結構助かるから、それだけを提供してくれないかなー、と思ってたところに今回のTurbolinux 10 serverの発表。ナイスタイミングですな。

 というわけで、早速購入して導入予定。来年に控えた、某クライアントさんのサーバのリプレースに使えるかどうかの検討ですな。でも、あの時は無料だったはずのOSが有料になったら...なんか言われるよなぁ、でも値段が値段だから大丈夫でしょう。一台あたり、411,600円って言ったら絶対に通らないけど。あ、げ、oracleどうしよう...早く、認定してもらってください。あ、コスト削減でPostgreSQLにするんだった。

トラバ対象:
Turbolinux 10 Server 堂々の発表@Turbolinuxいただき日記