とても考えさせられるエントリがあったので考えてみる。実は、私も自分の子供やましてや自分の子供じゃないけど身内や知り合いの子供の写真をブログに載せる行為について、ちょっと引っかかっていた。その引っかかっていた思いを、このエントリは見事に示していた。
これまで多くのセミナー等を通して、多くの人たちにブログを通して自分の考え方や意見などを表現することを薦めてきました。ただ、それらは全てビジネス的要素をはらんでいたものが多かったが、全くのPC初心者の人たちには「ブログを始めると、ものの見方考え方が変わるよ」くらいのテンションで薦めていた。もちろん、ブログが引き起こす様々な危険性はその都度伝えてきたつもりだったけど、それは文字通り「つもり」だったのかもしれない。PCやインターネットに対するリテラシを考慮すると、実はもっとブログの危険性を伝えなくてはいけないのでは、今になってそんなことを思うようになってきた。
ブログランキング ドット ネットをはじめて、多くのブログに目を通すようになった。今のところ、登録されたブログは全て目を通している(常にというわけにはいきませんが)。その中にも、いくつかそれらの危険性を本当に理解しているのかどうか疑問符をつけざるを得ないブログがある。家族や子供などプライベートを扱うブログは、それはそれで楽しい。楽しいというより、ほほえましい。ただ、このエントリを書かれている方と全くの同意見で、「ほほえましい」といった感情とは別の感情でブログを見ている人たちがいる可能性を忘れてはいけない。
ブログにまつわる問題はまだまだたくさんある。それどころか、これからも問題はどんどん増え続けると思う。危険性を重視するあまり、ブログの可能性を否定しては元も子もないが、もう少し多面的にブログという文化を捉え伝えることが自分のすべきこととして加わった。ブログエバンジェリストという看板を提げているのなら...。
* このエントリを書くきっかけになった、マニ郎さんに(一方的に)感謝します