NEW CONTEXT CONFERENCE 2005 Vol.1「BLOG&Solution Day」

 NEW CONTEXT CONFERENCE 2005 Vol.1「BLOG&Solution Day」に行ってきましたー、とは言っても後ろの二つのプレゼンだけでしたが。ホントは朝から行く予定でしたがまんまと忘れちゃってました、がふ。で、デジタルガレージの10th.ANNIVERSARYで開催されたこのカンファレンスですが、その第一回目のテーマはずばりブログ! さーて、早速感想をば。

 「シックス・アパートのBLOGビジネス戦略」、うーん、これは正直知ってる話ばかりでした。スピーカーの皆さんはもっと色々話したかったんだろうけど、時間がねー。Six ApartのCEOのMr. Barak Berkowitzなる人が来られていましたが、知ってる話ばかり。ただ、Six Apartがどのような方向を目指しているかとかを聞くことができました。
 面白かったのは質疑応答。かなり、いい感じの質問を放った方がいらっしゃって、その回答は四者四様、これが一番楽しかったなー。伊藤さんはかなり炸裂していました。

 で、最後のセッション「キーパーソンが語る日本ブログビジネスの展望」、これはすごかった。だいたい面子がフツーじゃない。デジガレのお二人はともかく、A8.netやBlog Peopleでお馴染みのファンコミュニケーションズの柳澤さんと、危険雑誌サイゾーを世に送りつつ、ココログをプロデュースしているインフォバーンの小林さん。ブログビジネスという側面から考えると、かなり強烈な組み合わせだったのかも。
 ファンコミュニケーションズの柳澤さんからはアフィリエイトの現状やBlog Peopleの状況、夕刊フジBLOGの話などを。インフォバーンの小林さんからはココログ関連の話など。そうそう、今日解禁だそうですがトラックバックの女王「真鍋かをり」嬢のブログは本になるそうです。やー、どんな形で世に出てくるかが楽しみ。古田との熾烈な戦いを是非とも図示していただきたいものです。
 そんな感じでお二人のアピールから始まったセッションでしたが、後半のフリーディスカッションは相当濃い内容でした。その中でも興味深かった内容をいくつか。

○トラックバックの使い方が日本独自だよねー、フツートラックバックってエントリに対して意見なりを書くわけなんだけど、日本の場合トラックバック先のエントリを見るとコメント欄に「トラックバックありがとうございました!」とかが並んじゃってて(笑)...日本独自だよねー
○日本ってリンクアンフリーの歴史があるじゃないですか(笑)
○日本はマスコミも民主主義も壊れてる、でもそのことにみんな気づいていない(笑)。そのあたりにブロガーが目を向けていけば、これからの日本は面白いことになるんじゃないか、と。
○スパムを何とかしないとねー
○ブログはビジネスモデルが無いのがビジネスモデル
○ニッチが有力なビジネスになるねー、そもそもブレイクなんて必要なくなるのかもしれない
○ダブルスタンダード、ネットとリアルが乖離していることが当然になるかもしれない

とかとか。ちょっと、正確じゃなくって私自身が勝手に注釈を加えちゃっていますけど、とにかく刺激的な内容でした。

 という感じで、2万円くらい出してでも絶対に来る価値のあるセミナー。デジガレってオレがこの業界に入った頃からあるわけで、超初期のインフォシークとかやっぱすごかったわけですよ。あ、オレもこの業界に入って8年かー。まだまだくたばってる場合じゃないぜ。