大学を卒業して以来、メールクライアントは一貫してEudoraを使い続けていましたが、spam認識の機能があまりに貧弱であることに業を煮やした結果、Sylpheedなるクライアントを使うようになりました。
仕事の内容が内容なのでメールというのは極めて重要な要素であり、その軸となる部分を移す行為は極めてリスクの高い行為でありましたが、1ヶ月近くEudoraとSylpheedを併用し結果的にbsfilterの性能に助けられたこともあり、Sylpheedを使用するという決断を下すことになりました。
Sylpheedに乗り換えて2週間近く経ちますが、その機能に起因する部分での問題は慣れに応じ一切表面化することはありませんでした。唯一、ドラッグドロップ回りのアクションがWindowsのそれと異なっているきらいはありますが、そもそもこのアプリはWindowsのモノじゃありませんからね。
このアプリの最大の利点はスパム判定について。bsfilterを使っていることもあり、Eudoraでのスパム判定とは決定的に異なる点があるようです。きっちりと理解していないのですが、Eudoraでは恒常的に発生していた疑スパム判定については、その発生率はほぼ0に近い状況を維持し続けています。ただ、日本語のスパムについてはまだまだ精度が弱い部分があるといわざるを得ません。とは言っても、スパムに割く時間は1/5程度に減りましたね。
とか、まー、Linuxで走らせるサーバアプリ以外の評価ってほとんどしたことがないわけですが、とりあえずSylpheedでこれまでの私のインターネット人生は変ったと言っても過言ではないでしょう。あ、ちょっと言い過ぎかな、それは。