「トロ・ロッソに琢磨」の信憑性


 先週くらいから琢磨がトロ・ロッソでテストをするってニュースで報道されて以来、日本グランプリ前ということもあり、微妙にF1ファンが盛り上がっていたりします。まー、私もそのうちの1人で、一部報道にもあるクルサードの今週末のイタリアGPでの引退&ベッテルのレッドブル昇格&琢磨がシンガポールからトロ・ロッソっていう展開に勝手に期待したりしています。


 まー、そんな琢磨のトロ・ロッソ行きの話題ですが、チームオーナーのベルガーが「来期はベテランと若手」って発言したのに端を発していますよね。昨日のAUTOSPORTSを読む限り、それはベルガーの言葉じゃなくって、レッドブルの総帥ディートリッヒ・マテシッツの意向らしいとかなのですが、レッドブルというと日本での売り上げが伸びていないのは誰の目から見てもわかる状況。あのテンションのCMをどれだけぶち込んでも、コンビニというコンビニに並べたところで売り上げは伸びないだろうなぁって思うわけです。勝手に都合よく考えれば、琢磨がレッドブルのCMに出れば、、、少なくとも、今打ってるCMの宣伝効果を遙かに上回る勢いで結果が出ることは間違いないでしょうね。ただでさえ、日本GP前でF1ファンは盛り上がってますので。

 実際、ベッテルのレッドブル昇格が決定しているので、来期のトロ・ロッソのシートは1つ空くわけです。また、今期ステアリングを握るブルデーはいまいち波に乗りきれなくて、最近では「もし彼らが、僕に好みじゃないクルマに合わせることを望むなら、僕をキープするのはいい考えではないね」とか発言する始末。ついこの前、ベルギーで7位入賞(とは言っても、直前まで4位を走行)したのに、そんなテンション低い発言しなくてもいいのになぁ、と思ったりする状況な訳です。そう考えると、やはりブルデーのシートも決定できではないという考えもあながち外れているわけではなく、トロ・ロッソに関しては2つのシートが来期空くという前提で考えるべきでしょうね。

 そうなると、現在シートを争っている琢磨の実現の可能性も低くは無いわけです。1つは若手、もう1つはベテラン。若手は琢磨と同じタイミングでテストをするセバスチャン・ブエミ、そしてベルガーがどうしても乗せたがっているアイルトン・セナの甥ブルーノ・セナ、現レギュラードライバーのセバスチャン・ブルデーの3人。そして、ベテランは現時点では琢磨、BMWにルノーからアロンソが来たあおりではじき飛ばされるハイドフェルド、の2人といった感じです。
 ただ、正直ベテランに関してはハイドフェルドがBMWからはじき飛ばされても、ルノーのアロンソとトレードって言う可能性がありそうだし、それ以前に結局BMW残留の可能性が一番高い気がします。となると、自動的に琢磨になっちゃう訳なのですが、どちらにしても今週のテストでチーム側が評価できる結果が出なければダメなわけで、とにかく琢磨にはチームを説得できる走りを期待したいです。あ、あと、初日にブエミがマシンをぶっ壊さないことを祈ります。

佐藤琢磨のトロ・ロッソ・シート獲得に難関

* ホントはトロ・ロッソのサイトに日本語版があるっていう方面の突っ込みを書こうと思っていたけど、前からあるみたいね、、、んー、さっき見たときはリンクされていなかったんだけどなぁ、GoogleでURLを検索しても一件も出てこないし、、、