中嶋一貴(ウィリアムズ)、「予選コンディション難しかった」
もちろん予選ではベストを尽くしたけれど、今日午後のコンディションはこれまでのプラクティスの時と比べて難しいものだった。われわれのマシンには十分コンディションが合わなかったし、最後のアタックではコース上のトラフィックにも遭遇してしまい、いずれも助けにはならなかったね。明日の決勝レースに向け、いい戦略を準備することが急務になるね
初日、及び午前中のフリープラクティスでトップ10に食い込み続けてきただけに、予選で結果を出すことが出来なかったのは残念でならない。難しいコンディションと言うよりは、単にウィリアムズチームが対応できず、トップたるチームは対応できたと言うことだろう。また、サム・マイケルも語っているように、ウィリアムズの今のマシンではここが限界だと言うことだろう。
ただ、一貴は予選でもチームメイトのロズベルグを上回り、富士でのアドバンテージは十分活かすことが出来たようだ。明日にかけてどのような戦略をとるのか難しいところだが、ドライコンディションならば2ストップである程度飛ばす作戦に出てくるだろう。Q3進出したチームのうち、1ストップ作戦をとっているチームがある程度居ることを考えると、同じ1ストップでは勝負にならない可能性が高い。予選とは違い決勝レースでは彼なりの富士のテクニックが発揮できるはずだ。
14番手とポイント獲得が出来れば上出来なグリッド。変に気負わず、のびのびと母国GPのレースを楽しんでもらいたい。