トヨタ、ホームコースでの表彰台なるか

トヨタ 日本GP公式予選の模様

ヤルノ・トゥルーリ:第3セッションでは、燃料を積んだ途端に、クルマがアンバランスになり、かなりグリップ力を失ってしまったので、少し不可解だった。

ティモ・グロック:グリップはかなり低かったけど、それでも第1セッションは結構上手くいったよ。
私は最も速かったし、本当に調子が良かったんだ。けれど、その後に、重い燃料を積んだ状態で、ソフトタイヤの性能を発揮させるのに手こずり、われわれが望んでいた結果にはちょっと及ばなかった。ここのコースには、追い越しができる場所が数箇所あるから、明日何が起こるかを確かめてみないとね。

パスカル・バセロン:タイヤの状況を考慮すると、明日のレースにおいて、われわれは理想的な戦略を持っていると思っている。

 初日はグロックがトップタイムをマークし、予選でもQ1でトップタイムをマーク。否応なしに予選グリッドに期待が掛かったトヨタだが、結果的にはトゥルーリが7番手、グロックが8番手から明日のレースをスタートすることになった。

 やはりというか、急速に路面のコンディションが回復する中、フェラーリやマクラーレン、そしてルノーのアロンソには一歩及ばない結果となったが、それでも決勝レースの戦略次第では表彰台を狙うことも可能だ。明日は気温がかなり低い予想であり、路面状況をどのようにつかみ取るかがカギになるだろう。

 ライバルのホンダが完全に下位に沈んでしまっているだけに、トヨタに掛かる期待は大きい。特にグロックは今シーズン最高の調子を見せているだけに、決勝レースでも見所を作ってもらいたい。