総括セッション【「地域SNS」に期待すること~運営者と利用者の本音をつなぐ~】

[地域SNS全国フォーラム in 佐賀 2008/10/17-18]
総括セッション【「地域SNS」に期待すること~運営者と利用者の本音をつなぐ~】
モデレーター:坪田 知己(日経メディアラボ所長)
       庄司 昌彦(国際大学GLOCOM)
パネリスト :めいさん、池田耕毅さん(NikiNiki・鹿児島)
       温泉太郎さん、案浦スミタカさん(VARRY・福岡)
       ジジキさん、熊添伸一さん(おおむたSNS・福岡)
       ひとみ♪さん、吉木正彦さん(ひびの・佐賀)


・佐賀新聞、本日の紙面1面の脇に載ってる
・26ページの社会面、会場にいた人とかの声、分科会の話しは一切載せずー

・本音トークで

・NikiNiki、鹿児島テレビ
・全国民放初? SNS
・3700人の会員
・30代後半が中心
・鹿児島というくくり
・書き込みは女性が多い
・でも、9割は鹿児島市内
・SNSとかブログで番組製作に
・テレビと市民が一緒に作る新メディア
・招待制とオープン登録制の二つがある
・承諾を得て、日記に細く修正をして、ブログに転載
・SNS発のNPOがまもなく誕生
・めい姫? がいる?
・ヘビーユーザーですかねぇ
・微妙な書き込みへの対応が早い
・SNSは胡散臭いと思っていたけど、ある日本音を出してみたら、反応があって、そこがハマったきっかけ
・さらにリアルなイベントにつながった、かごしま大声コンテスト
・名山町、SNSカフェ、招待制カフェをやってる

・VARRY、民間
・リアルを重要視して活動に落とせるか
・SNSにチャットがついてる
・部活がある
・ユーザーの声を拾って、新機能をつけている
・SNSグッズで帽子を作った

・おおむた、自治体
・大牟田市役所の職員、熊添さん
・もうちょいで800人
・約半分が40代
・男性が7割弱
・市民サービスの向上
・最大コミュニティは高校の同窓会
・登録はしたけど、最初はどう入り込んでいったらいいのかわからなかった
・日記を書くと反応があって、そこから徐々に

・ひびの、佐賀新聞
・吉木さん、佐賀新聞の人
・開設1周年
・女性とシニアが元気な井戸端メディア
・30代40代が中心、地域SNSの特徴的な分布
・SNSから新聞へのコンテンツ
・自分たちのやっているサークル活動を知ってもらいたい
・SNSを使ってサークルの情報発信
・SNSを初めて、忙しくなった、アクティブなユーザーだなぁ
・専業主婦、なのにスケジュールがびっしり、そういった人たちが地域SNSを盛り上げてくれるんでしょうね


・SNSをやる前と、後の違い(坪田さん)
[ジジキさん]
・元々自分でWebサイトを運営して、色々な人と交流はしていたけど幅が狭かった。が、SNSを始めると本当に色々な人たちと交流が出来るようになった。SNSを始める前には考えられない世界が広がった。SNSが無くなったら、水道のようなインフラが無くなってしまったかの如く
[めいさん]
・鹿児島が好きになった、離島も多かったり遠い場所もあるけど、色々なユーザーの日記などを見て色々知ることが出来た。入る前は鹿児島から出ようかと思ったりしたけど、今は、逆に鹿児島に人を連れてきたい
・SNSを始めてから寝る時間が減った
[温泉太郎さん]
・SNSに入る前はネットは情報の受信だけだったけど、入ってからは情報発信などをして能動的になった
・SNSが無くなったら、味気ない生活になってしまう
・障害を持つ人間は、周りも障害を持っている人が多い、でも地域SNSに入ることによって健常者の方との友達が出来た

・予想外にSNSが色々な人に影響を与えている(坪田さん)
・誕生日におめでとうメッセージがたくさんきた、こんな事ってインターネット歴が10年を超えていても無かった(庄司さん)

・地域SNSをやって変わったことは?(庄司さん)
・違う世代の方をつながりを持つことが出来た(あみっぴぃユーザ・大学生)
・パソコンを知らない世代の人たちを知ることが出来た、料理を作ったことを日記にのっけると反応が、料理を作るモチベーションに(あみっぴぃユーザ・大学生)
・SNSに入ると地域に対して愛着がわいた(三菱総合研究所)
・日本では道ばたで声をかけられることは少ない、海外では当然だけど。でも、SNSに入ると見ず知らずの人に話しかける機会を持つことが出来る(坪田さん)
・そこから、色々なことが始まるんだ
・日本は分断社会、会社で競争だとか、そういうことをさせてきた社会
・でも、ホントはそんなことより、みんなと何かをやる、そういう田舎型の社会を知らなかったけどSNSで知った

・地域SNSへの可能性(庄司さん)
・ヤフードームで九州の地域SNS全体のオフ(温泉さん)
・NEO地域、地域の垣根をあまり意識しすぎず(案浦さん)
・NPOを作って、地域を変える(めいさん)
・大牟田を盛り上げる、そういう活動を(じじきさん)
・若者を如何に取り込んでいくのか、そして地域を元気に(熊添さん)
・子育て世代の為になりたい、情報発信を促進させたい、リアルでつながりを持たせたい、カフェまでは行かないにしてもSNSユーザーの交流スペースがあると、、(ひとみさん)
・折を見て社長に話しをしてみたい、です(笑)(吉木さん)
・既存メディアとしてどう関わっていくか、県民生活を豊かにするツールにしたい
・開かれた新聞作り、第三者による意見を、でもそれは本音は出しづらい
・SNSについては想いがストレートに出て、それを受け止めることが出来る、読者との豊かな関係が築きたい
・新聞が生き残るためには、新聞社が複合メディアを扱わなければならない、ネットを使って緩やかに地域を包み込んでいきたい

・新聞学(坪田さん)
・場→コミュニケーション→イベント
・リアルをバーチャルで包み込む
・参加者が主役
・ユーザーが自ら創り上げる
・地域SNS同士が学び合うべき