というわけで、行ってきました、GREEの田中社長見たさに。いつもの書き殴りメモです。正しいことを書いてるとは限らないので鵜呑みにせぬよう。
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RTC Conference
Digging the RealTime Context
Vol.29
『不況撃滅』
グリー 田中社長
・GREE Night 2.0、そんなものがあったのか、、、あ、行かせたわおれ木村(誰?)に
・10万人越えだって、このタイミングで
・そこからmixiが急上昇なんだよね、mixiに抜かれちゃうし
・以降、mixiの天下
・かと思われたが
・突然、復活ですよ、恐るべし
・2006年7月のKDDIとの提携、ここだよな
・11月にモバイルにシフト
・2007年3月に100万人越え
・2008年5月500万人越え
・現時点では、、、言えんらしい
・突然勢いを戻したよね、なんでやろ
・vizooのデータ、モバイルネット3兄弟
・GREEの加速度が2社とは違う
・人口の90%が携帯所有
・そのうちの90%が3G
・そのうちの半数がパケ放題
・モバイルコンテンツ市場は1.1兆円、10年くらいで
・モバイル利用が長時間化
・1人当たりが伸びてる
・GREEがmixiに売上で迫り、営業利益率は超える予測
・2007年までは赤字だった
・営業利益率がすごいな、60%越え、、、
・田中社長の登場
・大学時代が起源
・インターネットビジネスの先駆け的な
・ビットバレー?
・mixiの笠原さんとなにかやってた、、、そうなんか
・20代後半、30代が活躍している姿、そんな世界があるのか、と
・そういった生き方をしたい
・最初はSo-net
・ネット系で新卒採用をやってるところが少なかった、、、NTTを蹴って
・ベンチャーで働きたかった、So-netは違う
・1年くらいで辞めちゃった
・でもって、楽天へ
・友人が楽天だった、そんなんばっかやね
・元々、なんちゃってMBA・経営系
・大学時代は経営・経済系
・社長がやりたいんじゃないぜ、いいサービスを作りたい
・楽天ではブログビジネス、楽天広場を担当
・まだ、全然流行ってなかった頃に、、、
・で、次のSNSに目が行ったけど、、、
・会社ではブログもビミョーなのにSNSなんて
・なので、個人で作ってみた
・最初はレンタルサーバで作った、キャッシングとかして
・プログラムは自分で書いた、楽天で得たスキル的な
・初めて1ヶ月で1万人、辞めるに辞められないな
・お金が生まれるわけでも無いし、褒められるわけでもないし、、、深夜までやらなきゃいけないし
・しばらーく、1人でやってた
・会社にしようと思ったのは2004年の中頃
・収益を上げないと続けられない
・収益が上がらないものは発展しない
・いいサービスを作るためには、いい会社を作らなきゃいけない
・CGMでビジネスなんてあり得ない空気があったからこそ
・mixiにユーザ数が抜かれたとき
・悔しいしどきどきしたけど、、、
・よくよく考えるとGREEってゼロ歳の会社じゃん、イーマーキュリーって8年くらい経ってるし
・相手がどうこうより、自分が成長することを重視
・Find-jobの存在、これは大きい
・アイデアは実現するフィールドや実力を見つけてなんぼ
高収益・高成長の要因は?
・広告メディア収入と課金ビジネスを同時に
・個人からとか法人からだけじゃなくて、両方からお金をもらうからバランスのよいメディアビジネスが出来ると思った
・課金ビジネスが全体の7割、すごいな、有料アイテム購入とか
・連続的なイノベーションには戦略がある
・非連続的なイノベーションには理由がない、、、偶然、再現性不可能
・楽天だって、たまたま、ある意味非合理的
・非連続は、想いとが偶然とか、、、すごいこと言い切るなぁ
・携帯シフト
・任天堂DSを見てて、据え置きから持ち運べるもの、、、、根本はDSでアクセスしてたから
・ゲームのアイテム、アバター、デジタルコンテンツ、、、買うんだね、みんな
・GoogleはYahooを研究して生み出せた訳じゃない
モバゲーを目指した所もある
で、モバゲーが失速したのに、なぜGREEが伸びた?
GREEにあって、モバゲーに無いもの
・や、全然他社のサービスを見てない
・他社に勝つためにビジネスをやってるわけじゃない
・2005年くらいに2010年頃にあるべきサービスを創ろうと考えていた
ユーザの年齢層
・10代以下は25%
・40代も12%
・実は40代が伸びてる、、、
・みんなが思ってるほど若年層メディアじゃない
・パソコンは今がピーク
・そのうちモバイルメディアばかりになる
モバゲーは若い?
や、そんなことはない
周りは比較すると思うけど、、、
SNS連動型ゲームが深そう、ゲームの企画を内部でやってるけどそのあたり?
・んー、あくまで断片的な話しで
・こういう風なものを創れる、会社としての価値って、とか考えていたら出てきた、それだけのこと
会場は3割がGREEモバイルを使ってる
・どうやったら2・3000人万のユーザが使えるメディアを創れるか、そればかりを考えてる
・今から出来ることは5年後の未来を予測して
・ブログとかも、始まった頃は絶対に理解されなかった、おれもそうだったしなぁ
・ユーザのリテラシーの変化はすごい
・DSのマリオカートをやりまくってた、これすごい、PS3とか要らないじゃんとか
・モバイルでいいじゃんという流れがいつか生まれる、や、もう生まれてるよなぁ
・パソコンは寝転がってやれない、携帯は
・パソコンって起動に時間がかかるじゃん
・パソコンはボタンが多くて面倒、、、、おいおい、正しい、のかなぁ
スマートフォンは?
・世界と日本とで違うけど
・日本の場合i-modeビジネスが主流というか独占的だったので、なかなか難しいかも
・ただ、長期に考えるとどうなるのか分からない
・PC98がDOV/Vに殲滅された時みたいに、、、
・社会の流れ、世界の流れ、色々なものを見ていかないと分からない
成長へのターニングポイント
・モバイルへ行ったタイミング
・でも、それまでも別に悪いとは思ってない、順調だったんじゃないか? ただ、比較対象があったから周りはいろいろねー
・会社っぽくなって切ったタイミング
・いい会社になり始めたから、いいサービスになりはじめた
・クリエイターが活躍できるフィールド、人を創り出すフィールドを何とかしたいと思った
・物事を早くやりたいのではなくて、徐々に成長をしていって、初めて色々なものが創れる状況に至りたい
・楽天とはがっちり組んでるわけじゃない、それも不思議ー
実は最近困っていること、あるんかー?? あれですか
・結構毎日困ってる
・自分は結構臆病で、悩んでる
・エヴァのシンジ、わかるわかる、みたいな
・会社を続けるためには、成長が必要、成長のための新しい環境だとか、人に与えることと言うのは難しい、そこで悩む
・いい会社を創る、その考えに悩む、本に載ってるわけじゃないからねぇ
個人的に困ってることは?
・自分の可能性を広げたいと思い続けてきたけど、これからはそれだけじゃダメ
・はっきり言って社長は楽しくない、実は今やってることは楽しくない、気がする
・でも、それで正しい。実は、楽しいということを自分の中でどのように捉えるのか
・自分がやることによってという使命感、世の中を変えなきゃいけない
・そういうために仕事をする、それでいいじゃないか、と
・自分が今まで考えていたこととは違ってるけどね
・でも、まだ自分の中で咀嚼理解しきれてない、かも
GREEってエンターテインメント?
・エンターテインメントってたくさんあるよね、すごく大きい中の一部ではある
・楽天はエンターテインメントというよりはインフラ
・GREEも最終的にはどちらも目指したい
・今はヤルベキ事をやらなきゃいけないんだけど
買収とかしないの?
・買収してシナジーとか嘘っぱちじゃ!
・会社ってのは、人が創り出すモノ
・その人を主眼に置かなきゃダメ
海外は?
・直近は国内をなんとか
・気軽に大きいことをいうのが嫌い、、、
・言わない、そういうことは
・これから日本人は減る
・国内事業は伸びしろが、、、
・でも、明日からすぐにとかそういう訳じゃない
・分散しちゃうし、、、ちょこちょこ手を出すのは違う
インターネット観、社会観、ビジョン
・インターネットがなかったときの感覚
・そしてネットが登場したときの感覚
・それ忘れかけてるよね
・でも、そういった変化が今も続いている
・そのときの思いを忘れないように
・新しいインターネットの世界を創り出したい
・テレビだってインターネットで見れないし
・買えない物だっていくらでもあるし
・まだまだ、変わるじゃん
現在、社長として、日々何をしてますか?
・社長って何をするのが仕事なんだろう、と考えてる
・いろいろ悩みながら、、、
・変化し続けてるから、自分の仕事も変化し続けてる
・会社の利益が6倍になってるからって、自分も6倍になってるか? そもそもそれって何? うーん、哲学的だねぇ、まねできぬ
会場からの質問
いい会社を作る上で一番大切なことは?
・それを毎日考えることが仕事になってる
・いい会社には色々な形がある
・いいサービスを創るために適した会社、それを悩んでいる
・いい会社ってなんだろう?
・他人が思う、いい会社ってなんだろう
・最初から使命が固まってる会社もあるけど、日々模索してる会社ってのもあるんじゃないか
・いい会社創りの模索、それを続けることが重要なんじゃないか
・話しが抽象的なんだよね、、、確かに
技術者に対する評価ってどうなんですか?
・インターネットのサービスは、全てエンジニアが創り出してきた
・だから、自分もエンジニアリングを身につけた来た
・エンジニアが頑張らないと何も創り出せないよ、そういう考え方でエンジニアに接する
・エンジニアに単なるプログラミングスキルを求めるのじゃなく、クリエイターとして創り出すことも考えてもらいたい
・技術者だから一番すごいというわけでもない、全部見れないとね
・採用倍率が高い会社なんだよね
・働きたい人と働きたい
・ハードル高いのぉ、でも、そうあるべき、絶対
・情熱のある人、能力とかよりメンタリティが合致する人じゃないとダメ
・この仲間を信じられるか、この仲間と何かをやり続けられるか、そこに入れるかどうかだよね
・素晴らしい会社は不遇な時期を乗り越えてきてる、その仲間になれるかどうか
・自分が面接しないと、一緒に働いてる感覚が得にくい
ファッションのWeb2.0化が出来ない、ファッションはいつまで経っても一方通行だけど、ネットサービスでいつまで経っても変わらないものってあると思いますか?
・モバイルシフトをしたときに、モバイル業界の人を入れた訳じゃない
・かつてどうだったから、そうあるべき、そういう考え方だけじゃ生まれないかも
・今で考えるんじゃなくて、将来どうなんだろうとか、どうあるべきなんだとか
今後の抱負と会場へのメッセージ
・全然、不況関係ないなぁ、、、
・今、GREEは新しい可能性がある会社だと自分でも思う
・インターネット関連の時価総額ので会社はうちくらい
・会社のスタッフも若い
・ネットバブルの頃と違って、今、これだけ若い人が多い会社は珍しい
・すぐにピークアウトしちゃう会社が多い中、自分が会社をどこまで伸ばすことが出来るのか、それを考え続けていきたい
・これからも新しいことをやらなきゃいけない
・人に言う前に、自分が変わらなきゃいけない
・自分がどうあるべきかを模索し続ける
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RTCカンファレンスって初めて参加したんだけど、っていうか例の「ブログ限界論」の騒ぎで初めて知ったイベントなんだよね。でで、なかなか面白いイベントでした。上原さんと保田さんの仕切りはある意味斬新だった。何となく、徳力さんのスマートな仕切りに慣れてたかもしれないけど、いい意味でゆるゆるでGREEの田中社長のストレートさがものすごく理解できました。
田中社長の話って前にも聞いたことあったんだけど、ここまで突っ込んだ話しじゃなくってすごく価値がありました。それにしても、まっすぐな人だね田中社長、、、。ものすごく勇気を与えてもらいました。ああ、おれもまっすぐに生きたいものだ。
次回は、インターネットと選挙がらみらしいので絶対に参加する。もう、これ半分くらいライフワークになりつつあるので。ああ、ネットのことを理解していない国会議員を呼んでもらいたいなぁ。