2010年は「Twitterのある社会」になるのか?

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 昨年末から盛り上がるばかりのTwitter周辺。今週発売された週刊ダイヤモンドでは特集でも取り上げられ、テレビや新聞等のメディアでも度々見かける状況となり、Twitterの勢いは増すばかりです。ただ、ある程度ヘビーユーザーとして使い続けてきて色々ネックになる点が見えてきたのも事実で、ちょっとそのことについて触れておきます。

 Twitterのアカウントを取ったのは2007年だったと思うけど、ちゃんと使い始めたのは2009年3月くらいかな。ちょうど、ウチの会社でTwitter的なミニブログ(俺岩)を作ろうという話になって、いじり始めた。結局、自分たちで作ったミニブログよりもTwitterの方を使うようになっちゃったんだけどね。

 その頃はフォローも数10程度で、知り合いを中心に牧歌的な展開というかTL(タイムライン)でした。が、急に思い立って段階的にフォローを増やし始めたのです。最初は下北沢周辺、そしてモータースポーツ周辺、さらにはWeb業界周辺、政治家の皆様方、実家周辺、、、段階的に2,000フォローまで増やしてみようと思ったのですが、現時点で800ちょっとのフォロー。元々、誰か(Twitter本を書いてる人)が「フォローの数でTLが劇的に替わり、Twitterの活用方法が変わってくる」みたいなことを言ってるのを聞いて体験してみたかったのです。

 でも、800フォローの時点で、もはやTLを全部チェックすることは出来無くなっちゃってるし、というか全部チェックだと200フォローくらいの頃からできなくなってる。そして、先に書いたように、あまりにいろんな種類の人たちをフォローしてしまったことで、とにかくTLにジャンルもテンションも地域も違うTweetが並んじゃって、最初はそれも楽しかったんだけど、だんだん処理が追いつかなくなってしまった。拾えるのだけ拾えばいいんだけど、確実に拾いたい人たち(有名人・識者)のTweetを拾うのが困難になってしまいました。そのあたりは、クライアントだとかlistだとかをちゃんと使いこなせばいいんだけど、なんか面倒くさいし何をどう使ったらいいのかちんぷんかんぷん、、、。と言った状況に突入してきました、ええ。

 TwitterはAPIがガンガンに解放されてて、Twitter自体が実装して無くても便利な機能を実装してるWebサービスやクライアントソフトウェアがわんさかあります。でも、どんなのがあるとか、使い勝手がどうとか、イマイチよく分からないんだよね。本当はそういうのをちゃんと活用できると、フォローが増えていってもTwitterから情報をちゃんと拾い上げることは出来るんだろうけどね。


 たぶん、今年のTwitterの展開は、さらにユーザーが増えて色々な人たちが色々な使い方を見つけてどんどん進化するけど、Twitterというサービス自体は大きくは変わらないでしょう。というのも、どう考えてもTwitter自体は高機能化だとかそういうのはサードパーティーが勝手にやってくれっていうスタンスっぽいし、それに呼応して(というか規制が少ないから)どんどん便利だとか面白いサービスが出てる状況ですから。特にフォロー数が増えてくるとTwitter本来の機能だけでTwitterを使いこなすのは至難の技、色々なサービスを使ってみたいと思います。

 でも、Twitterを使うだけじゃなくて、外部のサービスやツールを使いこなすというのは一般的には容易じゃない。Twitter自体初めての人にはわかりにくいサービスだし、外部サービスとかに到達する前にやめちゃう可能性もある。Twitterと便利で面白い外部のサービスがどんな連携を取るのか、そのあたりにTwitterの今年の展開に大いに影響を及ぼす気がしてなりません。
 とは言っても、ユーザーが一気に増えることは想像に難しくないし、2010年はTwitterが社会にちょっと影響を及ぼすシーンが増えることは間違いないでしょう。でも、「Twitterのある社会」になるためには、まだまだ壁があるような気がします。

 さてと、このエントリーを書いてたらサービスを思いついたので、ドメインでも取得するかねぇ。