ソーシャルメディア時代に必要なスキル

 ソーシャルメディアとかバズワード的で恥ずかしいのですが、ブログやらツイッターとかFacebook(mixi、GREE、モバゲー含む)みたいなSNSとかで自分の何かを不特定多数に晒すことが多くなってきて、そのために必要なスキルってなんだろうと考えることが多くなりました。

 最初は相手に誤解されないような文章の書き方とか言い回しなのかなぁとか思っていたのですが、一番重要なのはスルー力なんじゃないかと。スルー力(するーりょく)、最近あんまり聞かなくなりましたが、それは一般的になってきたからなのかな? でも、ツイッターとかで一方的にからまれて困ったり、激高したりするシーンをよく見かけるのですが、スルーなりブロックなりしてればやっかいなことにはならないんですよね。

 ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)っていう本にいろいろ書かれてますが、全部がそうという訳じゃないですけど、ホントに暇な人とか粘着な人ってたっくさーんいるんですよね、ネットに限らずリアルに。ネットサービスの運営とか何年もやってるんでよくわかるんですけど、電凸(電話かけてくる)とか直接乗り込んでくるなんて人、フツーにいるんですよ、ああ面倒くさい。で、ソーシャルメディアで情報発信してると、その対象が一個人にまで及んできてしまっているんですよね、ああより面倒くさい。ツイッターなんかは、@とかで簡単に絡むことが出来ちゃうから、ちょっとしたことで面倒くさい展開が訪れちゃうんですよ。

 で、スルー力です。スルーしましょう。むかっと来たのはどこかに捨てて、冷静にスルーですよ。

 たとえば、車を運転してて割り込まれたときに、相手を抜き返すとか執拗につけまくるとか、その瞬間はそれですっきりするかもしれないけど、後で冷静に考えると絶対に無駄な行為だったって思うじゃないですか。事故を起こすかもしれないからやめてー。
 同様の行為で、電車内で足を踏んだとか、体が当たったとか、なんかむかつくとかも同様ですよね、よくあることじゃないですかスルーすればいいんですよ。逮捕される事態になるかもしれないからやめてーー。どうにも怒れたら、そのまま相手と飲みに行けばいいんですよ、飲み屋で理解し合うか喧嘩しろ(?)。

 スルーできない理由に、「反論しないと相手の言い分を認めることになる」とか「何も返事しないのは失礼かと、、、」とかあるわけですが大丈夫です、スルーして接点を作らないようにしておけばそれ以上のことにはなりませんから。二度と会わない人を言いくるめようとしても、無駄なだけですって。まー、そんな簡単な状況だけじゃないかもしれませんがね。

 こういう状況にって、タレントさんはいつも遭遇してるはずなんですけど、基本スルーですよね。もちろん、ファンサービスとしてのポーズは必要なんでしょうけど。でもって、犯罪のラインに入ったら告訴ですよ。まー、そこまでしなくてもですがスルーして、それ以上ことを荒立てないようにするのは重要だと思われます。

 というわけで、ソーシャルメディア時代に必要なスキルはスルー力が最も重要だと、勝手に結論づけさせていただきます。みんな、もっと気楽にいこうぜ。


 そういえば、はてなの近藤社長がこんな文章を書いているのですが、

スルー力なんて無くていい

まー、クリエイターだとかそういう人たちにはこういう考えは重要ですよね。フツーのソーシャルメディアユーザーは負う必要がない話しだと思いますがね。そうか、スルー力って2006年頃出てきたキーワードなんだ。