下北沢の駅を降りて南口商店街を会社の方に向かって歩いていると、ゲームセンターの辺りで60代の女性に呼び止められました。
道を聞かれるのかなと思ったら、
『あの、ちょっとお時間ありますか?』
うっ、そっち系か? とか思いつつも、あまり危険な雰囲気じゃなかったので、
「大丈夫ですよ」
と返すと、
『あのー、携帯電話がおかしくなっちゃって、、、』
「ん、ちょっと見せて下さい、、、なんだこれ、どっかに電話がかかりっぱなしですね」
『そうなんです、電話を切ることもできないしかけることも出来なくて』
「あー、そこにSOFTBANKショップがあるので、そこで観てもら、、、そういえば11時からですね、、」
『ちょっと、1時間も待っていられなくて、、、』
「んー、これ、完全に固まっちゃってますので、強制的に電源を切らないと私にはどうにも分かりませんね。どうします? 壊れちゃう可能性も無くないのですけど」
『構わないです、どちらにしてもこのままじゃ使えないから』
「了解しました、じゃーやっちゃいますね」
と、電池を抜いて強制的に再起動しちゃいました。や、自分の携帯ならまだしも、他人の携帯でやっちゃ絶対にいけないのですが、、、。なんか、携帯をすぐに使いたいみたいだったので、思い切ってやりました、壊れなくて良かった、、、。
なんでも、下北沢にはお医者さんに来ただけだったみたいですが、途中で携帯電話がおかしいことに気付いて、何とかしてくれそうな人を探していたようです。しかし、なんでオレなんだ? まー、下北沢にいると道も良く聞かれるしなぁ、聞きやすい雰囲気なんか?
話しをしててたぶん自分の親くらいの世代だろうなぁと思ってたら、再起動した携帯電話にかわいいお孫さんと思われる写真が待ち受けに。ああ、やっぱ、おばーちゃんってみんな同じだなぁ、自分の親も孫の写真を待ち受けにしてるもんね。
というわけで、ちょっと珍しい体験でした。