デ・ラ・ロサ、ピレリの開発ドライバー就任

ピレリタイヤ、デ・ラ・ロサを開発ドライバーに起用 [FMotorsports F1]

2011年シーズンからF1タイヤの単独サプライヤーになるピレリタイヤは、その開発ドライバーに前ザウバー・チームのペドロ・デ・ラ・ロサ(39歳:スペイン)を起用することを明らかにした。同社ではニック・ハイドフェルド(33歳:ドイツ)が離脱したあと、前ルノーのロメイン・グロージャン(24歳:フランス)を起用していて、こちらも残留することになる。

 正直、グロージャンだけでタイヤ開発テストなんて出来るのか? とか、思ったいましたが、デ・ラ・ロサがジョインするのなら安心です。GP2との共通タイヤなど不安は尽きませんが、デ・ラ・ロサの長年の経験でちゃんとしたF1タイヤを開発してもらえることでしょう。

 デ・ラ・ロサにとって、ザウバーのレギュラードライバーの座を失ったことは残念なことなんだろうけど、ある意味来年の売り込みには価値の高いポジションにつけたと考えるべきでしょう。シーズンオフまでとはいえ、ピレリのタイヤのことを知るには十分なアドバンテージだと思います。加えて、デ・ラ・ロサのこれまでのマシン開発の実績を考えれば、下位チームはもちろん中堅チームも彼を選択する可能性はあると思います。その為にも、デ・ラ・ロサはピレリに対してきっちりとしたフィードバックを行い、来年のF1タイヤにふさわしいものを開発してもらいたいです。

 また、グロージャンにとってもまたとないチャンス。開発はともかく、タイム的にデ・ラ・ロサを上回ることが出来れば来期へのアピールになります。両ドライバーとも、単に開発テストをこなすのではなく、来期のF1再参戦を視野に入れて頑張ってもらいたいです。

デ・ラ・ロサ、晴れてピレリの公式開発ドライバーに [FMotorsports F1]