ザウバー、来期は可夢偉&セルジオ・ペレス

ザウバー、2011年のレースドライバーにペレス指名 [FMotorsports F1]

4日(月)、ザウバー・チームは2011年のレースドライバーとしてメキシコの新鋭ドライバーであるセルジオ・ペレス(20歳)を起用することを発表した。これにより、来シーズンのザウバー・チームは小林可夢偉&ペレスがレースドライバー、そして先に発表されたエステバン・グティエレス(18歳:メキシコ)がリザーブ&テストドライバーという体制が確定したことになる。

 ザウバーの来期のドライバーラインナップが発表されました。正直、ハイドフェルドがそのまま残留すると思っていたので、セルジオ・ペレスが発表されたのは驚きです。資金的な面を優先せざるを得なかったのか、、、。

 資金的な話しをいきなり書いてしまいましたが、セルジオ・ペレス自体の経歴は今年はGP2でランキング2位、ポールポジション1回、ファーステスト6回、4勝とF1ドライバーにふさわしい経歴だと言えます。2007年にはイギリスF3のナショナルクラスでチャンピオンにもなっているのですね。
 そして、これまでもF1に名前が何度も出ていたメキシコのカルロス・スリム氏のテレメックスとスポンサー契約を結ぶことにもなりました。これは、ザウバーにとっては本当に願ってもない展開ともいえます。

 一方のニック・ハイドフェルドは今期いっぱいでザウバーのシートを喪失する結果となってしまいました、残念ですね。ただ、今年デ・ラ・ロサと契約し、シーズン途中でハイドフェルドにドライバーを交代、シンガポールでは望まれた結果を得ることが出来なかったこともあり、ペーター・ザウバーとしては決断をしなければならなかったのかもしれません。ただ、復帰初戦のシンガポールGPの結果だけではなく、せめて鈴鹿の結果を見てから判断してもらいたかった、正直なところそうしてもらいたかったところです。まー、この手の契約の話しは時間が経つにつれて状況が変化していきます。既に、ここがギリギリのタイミングだったのかもしれませんね。

 というわけで、ニックには残りのレースできっちりと結果を残すことに専念し、来期のシート獲得に繋がることを祈るばかりです。