映画「ソーシャル・ネットワーク」を観てきました。この映画はフェイスブックを創り上げたマーク・ザッカーバーグをモデルとした映画で、フェイスブックの初期からその後の成長を描いたものです。が、実はザッカーバーグ本人に取材を申し込んだものの断れており、会社としてのfacebookからも協力は得られていないとか、、、。映画のエンドロールにも「脚色」っていう表示があった気がする。
で、映画ですがfacebookの話しというよりは、ある大成功に突き進むネットビジネスの初期段階で発生した権利にまつわる問題、みたいな話しでしたね。というか、その部分が強すぎてfacebookがどんだけ魅力があるのかとか、本当の本質部分は伝わらないんじゃないかな。
と、書くのも、既にノンフィクションの『フェイスブック 若き天才の野望 デビッド・カークパトリック著』を読んでしまっているので、この2つの訴訟なんてほとんど興味ないってのが正直なところ。「ソーシャル・ネットワーク」っていうタイトルはこの映画を表していないし、この映画じゃfacebookは全然理解できないよね。たぶん、この映画が制作されて公開に至る過程で、等比級数的に規模が拡大していたから、それに載っからない理由はないわけで、当然なのかもしれないけど。
映画自体facebookと切り離して考えれば、まあまあの出来だと思う。でも、とても面白いかって聴かれたらどうだろうな。まー、facebookが絡んでなかったら、絶対に観てない映画だっただろうね。これをきっかけでfacebookを使い始める人が増えるのは素晴らしいことだけど、facebookのアカウントをもっていない人がこの映画を観るとは思えないんだよね。どうなんだろう、実際の所は。
この映画を観てfacebookに興味を持った方は、絶対に『フェイスブック 若き天才の野望 デビッド・カークパトリック著』をお勧めします。映画の中のそれぞれのキャラクターが、全く違い形で存在していますから。特にショーン・パーカーについては、ビジネス的な側面でfacebookにとって無くてはならない存在だったことがハッキリと分かります。まー、ほとんどの人は映画を先に見ていると思うので、さらにfacebookの事が知りたければ、この本はお勧めですよ。