ドイツGPのフェッテルはイマイチだった

クルサード氏、ドイツGPでのベッテルに「辛口評価」 [FMotorsports F1]

元レッドブル等のF1ドライバーで、現在はF1放送で解説者を務めるデビッド・クルサード(40歳:イギリス)氏が、ドイツGP決勝レースでのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)のパフォーマンスに辛口評価を与えて注目を集めている。

 確かにドイツGPでのフェッテルはイマイチだった。なんというか、速さもなければ強さもないという感じ。ファイナルラップに入るところでのピットインも、フェラーリのピットがもたつかなければマッサを抜くことができなかった可能性は大きい。

 評価を下げたとまでは言わないけど、なんでドイツでここまでイマイチだったのか、予想外の低気温が全てだったのかなぁ。とりあえず、ハンガリーGPでのパフォーマンスを見ないと何とも言えないけど、ある程度のアドバンテージができたから守りに入ったのだとしたらちょっと心配だよな。

 フェッテルって今年はここまでほぼ最強を保ってきたんだけど、攻める側に転じると脆さを感じるんだよな。昨年の終盤はバランスが崩れた感じがあったもんなぁ。ポイント差を考えると、絶対的優位だと思うんだけど、ハミルトン、アロンソ、ウェバーが前に来るようなことが続くと、その優位もだんだん崩れて来ちゃうよな。

 全19戦のうち10戦が終了して、次のハンガリーGPが終わると残り8戦。現在のポイントランキングは、フェッテルが216ポイントでトップ、2位はウェバーが139ポイントで77ポイント差、3位のハミルトンは82ポイント差の134ポイント、4位のアロンソは86ポイント差の130ポイント。まだまだ優位を保ってはいるけど、2つくらい落とすと途端にピンチになっちゃうからな。戦略として優勝は狙わないというのもありだけど、あと2勝くらいはしておきたいよね。ハンガリーGPでどんなレースをするのか、まずはそれを見届けてからチャンピオンシップの流れを判断したいね。