Mucke Motorsportから急遽参戦が決まった全日本F3選手権チャンピオンの関口雄飛選手ですが、初日のプラクティスを3番手で終え、いきなり速さを見せつけました。
"SJM" Formula 3 Macau Grand Prix FREE PRACTICE 1
コンディションはウェットでトップとのタイム差は2秒近く開いており、また、セッション中に2度の赤旗中断があったためこのタイムだけで判断することはできませんがリザルトとして3位に名前が載ったのは凄いことだと思います。
関口選手のチームメイトのFelix ROSENQVIST選手（F3 Euro 5位）はクラッシュしてしまいこのセッションは最下位。初参戦となるMucke Motorsportとしては、いろいろと忙しいマカオウィークになりそうです。
関口選手にとってマカオは昨年に続き2回目の参戦ですが、初めてのマシン、初めてのエンジン、初めてのスタッフと始めてばかりのマカオですが、全日本F3のチャンピオンにふさわしく難しいコンディションの中タイムを出してきたことは評価できそうです。何よりも、チーム内はもちろんですがマカオのパドック、いや世界に対して十分過ぎるアピールになったでしょうね。
昨年は1年を通して全日本F3に参戦していたスリーボンドチームからの参戦でしたが、決勝レースを20位で終え全く見せ場がなかっただけに、今年の活躍に期待がかかります。
2006年にFCJとFTのダブルチャンピオンに輝き、翌2007年は全日本F3選手権にデビュー、2008年は海外のIFMに参戦、2009年は再び日本に戻り全日本F3選手権Nクラスに参戦。昨年は全日本F3選手権Cクラスに参戦し、今年は初参戦となるB-MAXで2戦欠いた状態でチャンピオン獲得。たぶん、彼にとってF3マシンを走らせるのがこれが最後になるのではないでしょうか。是非ともマカオを制覇してもらい、世界に羽ばたいてもらいたいです。
・58th Macau Grand Prix
・Live Timing
・7)練習走行1回目・関口が3番手(11/17更新) [RACING VIEWS]