ぽわんによって知ることになる、iTunesの悲劇

連日TwitterやFacebookで狂ったように推しているガールズ(?)バンド【ぽわん】。挙げ句の果てには下北沢ブロイラーでコラムを書いたりアルバムレビューを書いたりと(わざわざレーベルに許可とってる)、もはややりたい放題を越えて完全に職権乱用の域に到達していますが、ハマったもんはどうしようもないもう極限まで暴走する所存でございます。

と、そんなぽわんへの無限大の愛はともかく、iTunesの悲劇について書こうじゃないか。そう、ぽわんのアルバム『BLUE』をiTunesで買ったことによって引き起こされた悲劇だ。

2014年12月、俺はiTunesでぽわんのアルバム『BLUE』をゲットした。7曲入りだからミニアルバムかな。とにかく、あの時は一刻も早く音源が聞きたくて、勢いで購入したんだ。それからはとにかくBLUEを聞き込んだ、とにかく聞き込んだ。1曲目の「かわいいっていわないと呪う」や2曲目の「サイダーの泡、恋模様」はとにかく名曲でぽわんを代表する曲だ。でも、それ以外の5曲も最高にイイ! アルバムだと大体数曲はあまり響かない曲があったりするけど、ぽわんの場合は全曲なにかかしら響いてくるんだ、ぽわん最高だな。

が、俺は気づいてしまったんだ、iTunesには歌詞カードがないことに、、、。歌詞カードが見たい、歌詞が知りたいんだ俺は。や、曲を聴いていれば詞なんて書き起こすことはできる。でもね、どうしても詞がわからない曲があるんだ。

2曲目の「サイダーの泡、恋模様」のイントロ直後の歌詞、俺はその部分がどうしても聞き取れなかった、わからなかった、、、何度iTunesで聞いてもわからなかったんだ。メイビーモエさんのヴォーカルは希有だ、ただキーが高いだけじゃなく独特なヴォーカルなんだ。どうしても聞き取れない、、、「あめれめれ? 神社の階段」、なんだこれ、なんて歌ってるの?? サッパリわからない。こうなるともうどうにもならない深みにはまってしまう、この5文字で彼女は何を伝えようとしているのか。

歌詞カードをゲットするしかない、そう、iTunesで買ったBLUEを再びAmazonでポチることになった。そして、俺は歌詞カードを見て愕然とする。

「あれれれれ 神社の階段」

、、、あれれれれ? あれれれれ? あれ? れれれ? おーーーーいいいい、それだけだったのかよ!!! あの、はなにかかる歌に勝手にとんでもない詞が刻み込まれていると思っていたのだ。一度わかってしまうと、この部分は「あれれれれ」以外の何にも聞こえなくなる。いったい、俺は何を迷っていたのだろう。

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懸案だった「ぽわん・サイダー問題」も解決し(なんだよそれ)、やっぱ好きなバンドはCDで買わないと駄目だなぁと思ってから日数が経ったある日、俺はさらにとんでもない事に気づいてしまった。

その日、俺は歌詞カードに書かれていたモエさんの解説を読んでいた、そうかそうか7曲目の「8/6」にはそんな赤裸々な思いが込められていたのか、、、ん、8曲目? 8曲目?? なんだよ、8曲目って!!! 俺は、やっと気づいたんだ、ボーナストラックの存在に。恐る恐る8曲目を聞く、、、ま、マツコ、、、マツコソロの曲が入っていただなんて。なんてこったい、iTunes。なんで、おまえボーナストラック入らないんだよ、てかボーナストラックというか隠しトラックなのか、だから入ってないのか、じーざす。

だめだ、iTunesでアルバムを買っちゃダメなんだ。歌詞カードもなければ、隠しトラックも入ってない、本気で好きになったバンドなら絶対にCDを買わなきゃいけないんだ。そんなことを悟った俺様でした。ぽわん最高! ⇒ 結局それが言いたいだけ。

*ちなみにこの件は、数ヶ月前に直面した事態です