旧・予定は未定であって決定ではない

　どうもです、インターネットを生業としている有限会社第○企画の社長であり、レンタルボックスであるハ]ウリのプロデュースをしている店長代理（なんでや）の黒田です。

　今、イラクで３人の日本人が捕らわれているとのことです。なんというか、本当に簡単な考えで意見を述べるわけにはいかないのですが、やはり想いを書きたいと思います。ハ]ウリ経由でご覧になられている皆様、以降はハ]ウリの話題とは全く関係がありません。が、ハ]ウリを仕掛けた人間の生の意見であります。ハ]ウリという枠を越えて私、xxxxに興味のある場合だけお読みください。

　今回の事件に対して、インターネットを介して様々な噂が流されています。また、様々な立場の皆様が様々な意見を表明し、そして激論が交わされています。私は全く参加していないのですが、皆さんは今回の事態をどのように考えられますか？
　自衛隊は撤退すべき・いや、テロに屈するわけにはいかない、自衛隊は留まれ・彼ら３人は政府の制止を振り切ってイラクに入ったわけで、自業自得・日本としての国益を考えれば云々・彼らは死を覚悟で・自作自演...まぁ、たくさんの意見があるわけですが、正直涙が出てきましたそんな意見たちには。自作自演という意見を書いた人たちは人間なんでしょうか......いや、人間なんでしょうね。

　私が思うに、今は彼ら３人に起きている事態以外の周囲のことは一切考えず、彼ら３人が無事生きる為に、その為に今何ができるかだけを議論すべきだと考えます。
　人の命は何にも替えられない、正直、利潤を追求するべく活動を行う会社の社長の立場としては同意できない意見だと考えます。というか既にその考えに基づき、私は有限会社第○企画及びそれに関わるスタッフやお客様を守っているつもりです。その為の犠牲は、自分自身が意識していないだけだと自覚しています。
　しかしです、今回のシーンはどうでしょうか。日本という国は本当に割り切れるのでしょうか、そんな立場に立てるのでしょうか。正直、難しい判断だと思います。どんな判断をしても判断を下した立場の人たちは非難を受けるわけですから。でも、それでも、命を最も尊いものとし、彼ら３人の命を最優先として欲しい、いやすべきだと考えます。

　以上、このたびの状況に対する意見です。

　そして、ここからが本当に述べたい意見です。the internetで飯を喰ってる人間として。

　今回捕らわれの身となった高遠さんのサイトに対して様々な意見が書き込まれたということが報道されました。私自身がアクセスした際には既に掲示板は閉鎖されていました。閉鎖理由は批判・中傷などの意見が殺到したためだそうです。

　声を大にして言わせて頂きましょう。そこに書き込んだ意見は、一体何の為の意見なのでしょうか？　はっきり言おう、そこに書き込みをした人々は高遠さんに対する意見なんかではなく、単にやじうまとして自分自身の自分勝手な意見を述べたに過ぎない。自分の書き込みに本当に責任を持っているのなら、単にwebに載るだけの容易で安易な手段としての意見を書くのではなく、本人もしくは家族に伝えるべきであろう。なにを躊躇しているのだろうか、あなた方は高遠さんに対して物申したいのでしょう、ちがうのですか？　違いますよね、言えるわけは無いですよね。そんな信念は全く無い、覚悟が違う、彼女達とは全く。

　Webを介して意思を主張するのは本当に簡単です、そして難しいことでもあります。ただし、そんな意見で簡単に人は傷つきます。ペンは剣よりも強し、もしかしたら、この言葉のもつ意味は大幅に変わるかもしれません。

　確かに彼ら・彼女は日本という国に対して大きな損害を与えるかもしれません。が、しかし、今はそんなことを議論すべきですか？　人の命はそんなに軽いのですか？　とにかく今は、我々日本人全員が今の事態を打開するためだけ、そのことだけを考えなくてはいけないのではないでしょうか。マイナスの意見はマイナスの意見を生み、結論としてゼロに収束（結果として、意味が無い）してゆくでしょう。
　でも、今はプラスにいきませんか、プラスの意見を集めませんか、そっちの方向で頭を使いませんか。時間がありません。そして、こんなことを書いている自分自身は結局大したことはできません。だから、このblogに書き込むのです。

　自分ができることをしましょうよ。
　たぶん、それって普通だけどすごいことですよ。