映画撮影現場の朝は早い。様々なシーンでの撮影があり、何が起こるのか分からないのが映画撮影の現場。渋谷とか新宿の某所に朝集合し、ロケ現場へと向かいます。
そもそも、撮影でおす(予定をオーバー)事はあってもまく(予定より早く)事はほとんどなく、時間はいくらあっても足らないのです。ロケだと日が暮れて撮る事ができなくなる場合があるのですが、スタジオの場合は24時間どんなシーンでも創れちゃうからテッペン(夜の0時)を回る事もしばしば。スタッフも大変だけど役者さんも大変です。最高で、終わったのが朝6時ってのもありました。もー、最後の方はスタッフも役者もかなりハイテンションになってて、思いもしなかったようなシーンが撮れる事もありました。
撮影スケジュールは大まかには決まってるんですけど、撮りたいシーンが撮れなかったり、天気の影響で後回しになったり、途中で新たなるシーンが追加になったり、でどんどんスケジュールが延びて来ちゃうのが常。この映画は、撮影開始から公開までが5ヶ月程度しかなく、撮影の最後の方は本当に死闘が繰り広げられました。ちょうど、最後のあたりが梅雨のあたりにかかってて、助監督の方が「この時期になったら天気予報は見ない、雨は降らない、降らない...」とかぶつぶつ言われてました。撮影の後には音楽を創ったり、編集をしたり、アフレコをやったりとかで本当にスケジュールはキツキツなんですよね。
ちなみに、Webの制作に関しては、撮影現場で取材をして夜になると会社に戻ってnewsを更新、メルマガを作って監督のチェックを受ける、合間にBBSに書き込みをしまくり...正直、まともに寝てませんでした。でもって、朝は早いし...。とにかく撮影中は体が休まる日はなかったですねー。撮影のお休みの時はたまった他の仕事を一気に片付けなきゃいけない訳ですしぃ。Webに関しては最初はほんとに何もなくって、とりあえずプレス向けのリリースから映画紹介ページを5ページ作って、徐々にコンテンツが集まり始めたらそれらをまとめてコンテンツにしていってという作業の毎日でした。最初の5ページは天才デザイナーに頼んで2日で作ってもらって、本番のデザインは2週間程で創りました。その間に原稿依頼や、忙しいスタッフを無理矢理捕まえてコンテンツを提供してもらったり。でも、死にものぐるいやったおかげで本当に深いWebサイトを創る事が出来ました。
* 敢えて映画名は出しておりません、気づいた方もコメント・トラバで映画名を出さないようにお願いします