昨年末に編集者の皆様向けにブログのセミナーを行いました。その時は、とにかくブログは出版社にとってマイナスなモノではなくプラスなモノですと申したわけですが、早速その話が覆ってしまう状況になりつつあります。
もう皆さんもお気づきだと思いますが、ブログからの書籍化が想像をはるかに上回る勢いで進んでいます。はい、ある程度のアクセス数があったブログは本にしても売れるだろう、的な流れですね。でも、これはマズイです、本格的にまずいです。やー、アクセス数のあるブログを書籍にするだけじゃ売れないんですよ、絶対に。話題性で売れていた時代はソッコー終わってしまったんですぜ。そう、宝の山だと思い込んだ皆様がブログをブログのままで書籍化し始めてしまいました。あー、何てことだー、宝の山だったのに「ブログ=つまらない本」とかやばい図式ができないことを心から祈ります。
えっと、あのセミナーに出た編集者の皆様は気づいてると思いますが、ブログ自体の流れが止まることは無いと思います。でも、ブログと書籍の関係はこのままだと、どんどん乖離していくことになりそうです。書籍、いや本を愛する皆様がその気持ちとテクニックを使ってブログを本として世に出さないことには、とんでもない結末が待っていると考えられます。あと、まだまだブログを書いている人の数は少ないんです。まだ、これからたくさんのブログの書き手が出てくるわけです。焦る必要は無いと思います、じっくりとブログの書き手を育てつつ、ブログと書籍のいい関係を築くことができれば幸いです。
そうそう、トラバを送りましたが、『このブログがすごい!2005』のブログで『ブログの書籍化』というエントリがあります。これまでに出た本と、これから出る本が載ってますので気になる方はチェックです。
トラバ対象:
「ブログが本になる?おすすめブログコンテスト」結果発表!@livedoor Blog 開発日誌
ブログの書籍化@このブログがすごい!BLOG
くろだ
どうもです。
うーん、まずい本というのは現時点で私は無いと思いますが、今後出て
くる可能性があるという意味でのエントリですね。というか、現時点で
はブログの内容を書籍にしたものがそれほど多くないですからね。ただ、
ライブドアブログからの書籍化の展開を見ていると、ブログ本バブルが
訪れそうだということから書いたエントリです。
ちなみに、売れている売れていないということと、今回のエントリは関
係性は無いと思います。
mike
ブログから書籍になったもので、具体的にまずいと思うものを
いくつかあげてくれませんか?
何万部が、売れている!売れていない!のボーダーラインですか?