末期ガンになったIT社長からの手紙 藤田憲一著 幻冬社

 6月9日、池袋のジュンク堂書店と並んでよく訪れる中野にあるあおい書店に立ち寄った。主の目的は、某事業の進出を画策すべく某地域の情報を入手できる本を探しに行ったのだが、そこでどうしても気になる本を見つけてしまった。


末期ガンになったIT社長からの手紙 藤田憲一著 幻冬社

ビジネス書の棚にあったのであまり深いことを考えず、レジへと向かった。自宅に帰り、本来の目的だった本をめくっていたのだが、どうしても先ほど買った本が気になり、明日は6時半起きなのにもかかわらず、その本『末期ガンになったIT社長からの手紙』のページをめくった。

 正直、ショックだった。自分と代わらない世代の、規模は違うにしても私と同じ経営者に与えられた現実、そして、その現実を受け止め動き始めた事実。読み終わった瞬間、すぐさまノートPCを開き彼の情報を調べ始めた。彼がこれまでに行ってきた功績がある意味偉大だったため、意外にも私が求めていた彼についての情報にたどり着くには時間がかかった。それでも最終的に、彼が書いているであろうブログを見つけることができた。

銀座ではたらく社長のblog ~最後の事業計画~
毎日が最後の晩餐!天王洲に住んでる社長blog
病気と闘う社長のblog

 そして、彼のためにできること、私に何かできることはないかと思案した。

 私にできること。まずは今書いているこのブログのエントリを書くことが最初にできることだ。私のブログ自体は、大したアクセス数があるわけでもないのだが、それでも私のブログがきっかけになりこの書籍を知ることができる人が少なからずいるかもしれない。普段、読んだ本についての書評はほとんどしないのだが、それはほとんどの本が書評するまでのものではないからだ。私のブログを読んだ方にどうしても読んでもらいたいと思う本ではないのだ。しかし、この本は違う。私はこのブログを読んだ人全員に、この本をお勧めしたい。そして、この本の著者である藤田憲一氏の壮大な事業計画への参画を促したい。

 正直、プロローグに記されていた日付から2ヶ月近くの時間が過ぎており、宣告余命は過ぎていた。彼が、今生きているということを確認できほっとしている。そして、微力ながら彼の壮大な計画に参画し、後押ししたい、いや、しなければならないのだ。

 知ったからには、やるしかないだろう。

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=====================[ 2006.10.05追記 ]=====================
 全く更新ができていない状況の中、極めて、私的なお願いで申し訳ございませんが、重要なお願いを記載させていただきます。

 私の知り合いのある方が、鈴鹿でのF1観戦チケットを求めております。その方は、メディアでも取り上げられている方でして、今回のF1観戦が彼にとって極めて重要な意味があるものであります。彼自身についてはこちらをご参照ください

 その彼が自信のブログでこのようなお願いを書き込んでおります。

極めてプライベートな一大決心!(共通内容) @病気とたたかう社長のblog

極めて限られた条件ではありますが、もし合致する方がいらっしゃいましたら御連絡いただければ幸いです。当ブログにコメントいただいてもかまいません。本当に、私的なお願いで恐縮ですがご協力いただけますようお願い申し上げます。

=====================[ 2006.10.13追記 ]=====================
藤田さんが12日にお亡くなりになられたと、mixiの公式コミュニティで知りました。まずは、ご冥福をお祈りいたします。ちなみに、藤田さんに最後にお会いしたのは先週の鈴鹿、F1日本グランプリでした

本当に、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。