厳しい現実

 やー、私が唯一会社員だったあの会社が、本日めでたく株式を上場したわけです。

 まー、私が勤めていた会社なのでバリバリのIT系ベンチャーな訳ですが、初日の状況を見てちょっとしたショックを受けました。なんというか、確かにベースとなる事業というかわかりやすい事業がある訳じゃないのでしょうがないのかもしれませんが、さすがに公募割れ値つかずは厳しい...。

 大学卒業後、アルバイト扱いで潜り込んで三ヶ月で正社員にしてもらって、最初は5人だった社員は1年もしたら40人くらいになって、最終的に社長の方針に納得できず(ガキだったんですよねー、私が)1年半で辞めちゃったけど、3年分以上は働いたからなぁ。家に3日に一度帰宅とかだったから...。

 自分で会社を作って、あのときの社長の考えってのは痛いほど理解できて、たまに会ったときはいろいろ話を聞かせてもらったもんです。私がいるときから上場を第一の目標に掲げて、多くの社員がストックオプションで会社に投資していたよなぁ。私は辞めるタイミングが辞めるタイミングだったので、もらえませんでしたが...。たぶん、自分が辞めて3年後ぐらいには上場っていう雰囲気でイケイケだったのですがね。いろいろあったんだろうなぁ、本当に。

 それだけに、本日の状況は厳しい。
 でも、これまでもがんばってきた会社だから、これからも頑張れるはず。
 上場おめでとうございます、第二のスタートお祝い申し上げます。