うつろひ

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 去年の今頃は、とにかくチャットモンチーにゾッコンだった。

 そうそう、「タイヨウノウタ」でメロメロにさせてくれた、YUIを観に行ったはずの元旦の幕張メッセ。その場でチャットモンチーを得て以来、そりゃーもーぅ、チャットモンチーにゾッコンだったわけです。SHIBUYA-AX 2daysは当然参加したし、それ以降もチャットモンチー中心の生活は続いていた、いや、はずでした、、、。

 転機は突然に。
 それは元旦と同じ幕張メッセ。でも、あの元旦の寒さはそこには一切無い、真夏の「サマーソニック07」。チャットモンチーのライブは悪くなかったけど、不用意な一言が、僕の気持ちに揺らぎを与えた。そして、そこで現れた(俺にとっての)新星、RYUKYU DISKOが俺の心を支配した。名前の通り琉球的な音楽に包まれ過ごす空間はとにかく素晴らしかった。

 真夏から4ヶ月後、迎えたCOUNTDOWN JAPAN 07/08。
 俺は4日間行くつもりだったが、プライベートな理由で後半2日間の参戦。愛するRYUKYU DISCOのアクトを感じることは出来なかったが、初のカウントダウンイベントに心を躍らせていた。そして、そのRYUKYU DISCOを越える奴らが現れてしまった。

 「サカナクション」、えーっと、バンド名がとりあえず意味不明だ、、、。勤勉な俺様はわざわざスケジュールを確認し、あえて知らないバンドをピックアップしていた。のっけの小谷嬢から終盤までがすっぽり抜けている。迷わず俺は未体験のバンドたちをピックアップした。素晴らしいバンドの数々、でも、俺の記憶に最後まで残っていたのはサカナクション、お前らだったんだ。

 「サカナクション」のライブはとにかくかっこよかった。いや、単にかっこいいんじゃない、完成度が圧倒的に高かったんだ。COUNTDOWNの会場で総崩れになってしまうバンド、空気をつかみ損ねてしまうバンド、無難にこなしてしまうバンド。色々なバンドがある中で、とにかくサカナクションのライブはあまりによすぎた。そして、彼らの音楽が俺のストライクだったことは言うまでもないだろう。

 さーて、今年はサカナクションから始まります。彼らが一般の人たちに知られる頃、俺は違うバンドにゾッコンなのかなぁ、、、。