たぶん、誰も解が出せていないのでしょうね、現時点では

 フィードを登録している池田信夫 blogに興味深いエントリが載っていたので、一考。

ネット規制よりもユーザーによる制裁を

んーと、池田先生とbuyobuyo氏[捨身成仁日記]の間のやりとりとかはとりあえず置いておいて、池田先生がはてなのスタンスについて触れている点がとても参考になった。私自身は池田先生の考え方も重要だし、はてなのスタンスも重要だと思っている。正直、池田先生はITリテラシ的にはかなりのものをお持ちで、自分自身のことをそこまで怒ってるわけじゃないんだと思いますが、重要なのはこのエントリの始まりに書かれている、

ブログの「死ね」というコメントを苦にして女子高生が自殺するという事件が起きた。

っていう部分なのじゃないかな、と。結局の所、ITリテラシが人によって大きく乖離している現状では、単なるテキストで「死ねばいいのに」と書かれているものをどうとらえるかってのは、人によって天地の差があるんだと思う。対象が池田先生だから「わかってんだろうがー」って思うのは勝手だろうけど、全然分かって無くってホントに「そうか、死ねばいいのか」って思う人がいてもおかしくないと思うんだよね。そう、いきなりネットの世界に飛び込んで来ちゃった人とか、、、。

 池田先生の主張も、はてなの主張も、それぞれ一理あるわけで、とにかくこの手の議論をどんどん積み重ねていかないとホントにやばいんじゃないかなぁ。常々思ってるんだけど、英語なんて勉強させる前にネットに関する知識を与えるべきだよ。あああ、もちろん英語も重要だけどね。

 というわけで、池田先生のエントリで追記されているICPFセミナー【平成20年度第1回研究セミナー「情報社会のリテラシー・倫理・法」】に申し込んでみた、返事来ないけど、、、。

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 ちなみにですけど、私はITリテラシと共にスルー力の会得についても教えてもらいたいと思います。なんだろ、インターネットを介して今までは知ることが出来なかったことも知ることが出来ちゃう。それ自体を規制するのはどうもアレなので、知ったとしても「、、、ふーん。でさー、、、」って流れを作ることができる思考を得ることは価値があると思うよ。うん、たぶんIT云々以外の話しも色々あるからね。

* 鈍感力ってなんか違う気がするので、スルー力を推しまくり(サンクス高林さん)