ブリヂストン 日本GPフリー走行の模様
浜島裕英 (株)ブリヂストン MS・MC タイヤ開発本部長:ミディアム・コンパウンドが非常に安定した性能を発揮しました。今あるデータでは、これがレース・タイヤに適していると思われます。最初の数周はソフト・タイヤの方がラップタイムにおいて有利で、今日はトヨタのティモ・グロックがこのタイヤでとても良いラップタイムを記録していますので、予選で好んで用いられると思います。リヤタイヤの方がフロントタイヤよりも摩耗が大きかったようです。予想通り長い左コーナーの100R がタイヤのマネージメントやセットアップに大きく影響を与えていますので、今週末、チームがどのようにこのチャレンジングなコーナーに対応していくかというのが興味深い点です
レースではミディアム、一発のタイムならソフトという、教科書のようなタイヤ特性の展開。決勝レースはどのタイミングでこのテストタイヤを使うのかが極めて重要なポイントとなるだろう。
現時点でコースコンディションは急速に改善しており、予選に関してはソフトでのアタック、一方決勝レースではミディアムを中心に使う展開だ。明日は完全ドライのコンディションが予想されているだけに、ソフトタイヤに関しては予想以上に決勝でのパフォーマンスが落ち込む可能性もある。2ストップで、ソフトのスティントを短めに取る戦略も考えられるだろう。
まずは、本日行われる予選でどのドライバーがどのグリッドを得るかに注目したい。