グロックの躍進にもチームは冷静

トヨタ 日本GPフリー走行の模様

新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター:第2プラクティスでティモが1番タイムを記録し、チームも大いに盛り上がった。しかし今日の大きな成果はタイムよりもヤルノ、ティモの二人揃って、順調に予定した仕事をこなせたことだ。明日の第3プラクティスはウエットの可能性もあり、予選、そして決勝レースへ向けてのデータを十分に集めることができた。皆さんの声援が大きな力になっており、明日の予選では表彰台を狙える位置を是非確保したい

 母国GPの日本でグロックが初日トップタイムでセッションを終えたこともあり、ある意味浮き足立っていないか心配だったが、そんなことは全くの杞憂のようだ。どちらかというと、トラブル無くこの日を終えることが出来たことの方が重要だと言えるだろう。

 両ドライバーともデータ収集に努めたようで、予選が非常に楽しみだ。予選ではパフォーマンス的にトップは難しいだろうが、2列目もしくは3列目に食い込むことが出来れば決勝レースで表彰台も不可能ではないだろう。戦略に関しては二人のドライバーで分けることもぢるはずだ。初日トップタイムでノリに乗っているグロックについては予選上位に食い込み、決勝レース序盤は飛ばすような展開を望みたいところだ。