20.ALGを用いたマルチホーム環境における自組織宛メール配送の動的経路選択手法 [セッション6: ネットワーク運用]

ALGを用いたマルチホーム環境における自組織宛メール配送の動的経路選択手法
○金勇・清家巧・岡山聖彦(岡山大)・中村素典(国立情報学研)・山井成良(岡山大)

・電子メールの安定的な運用が重要

・マルチホームネットワーク

・IPレベルの対応方法
・BGP
・利点:ネットワーク層でマルチホームネットワークに対応
・欠点:ネットワークの状態を考慮しない、他組織との連携が必要になる

・アプリケーションレベルの対応
・ALG
・導入・運用・管理が容易

・電子メール配送経路の動的選択によるマルチホームネットワークの有効利用

・DNSラウンドロビンによるトラフィック分散
・動的なトラフィック分散が出来ない

・ネットワークの状態を考慮する
・送信者がメールを送る差異のDNS問い合わせに着目
・DNSの仕組みでは、要求と応答が一対一に対応
・DNSを異なる経路に毎に設置、それぞれのメールGWを優先度を高めてmxに登録
・んー、これ、わかるんだけど、そんな単純な話しなのかなぁ?
・DNS Proxy
・ふーん、両経路のDNSに応答させて、早い方が先に問い合わせもとDNSに戻るからね

・実験結果
・2秒間の遅延を与えると確実に、遅延してない方を選択、当然だけど
・FTPトラフィックを発生させると、9割近く空いてる方を選択。残りの1割ってのはどういう状況なんだろうね

・実ネットワーク環境での実験結果
・遅延の小さい経路を優先

・今後の課題
・実ネットワークでの性能評価(BGPとの併用)
・他のアプリケーションサービスでの検討
・送信元IPアドレスの詐称拒否に対する対策


Q.遅延と帯域を同列で扱っている点について
A.遅延は距離の遠近、帯域は、、、同列に扱われるものかどうかは、、、確実に同列ではないですよね、近くて細い、遠くて太い、今回の実験ではそこまでやっていない。パケットを連続で出して、細いところの遅延をチェック

Q.mxレコード及びAレコードで、mxを選択したのはなぜ?
A.Aレコードを弾いて失敗すると終わってしまう、mxレコードを選択