分科会2-2 「地域にお金をまわすには」

分科会2-2 「地域にお金をまわすには」
コーディネーター
虎岩 雅明(NPO法人TRYWARP代表理事)
コメンテータ
久保 貞也(摂南大学准教授)
湖中 真哉(静岡県立大学准教授)
報告者
西千葉コミュニケーションサイト「あみっぴぃ」 海保 眞
新上五島町コミュニケーションポータルサイト「みっか」 竹内 和朗
みかん(みんなのかわらばん) 上仲 輝幸
岡山のコミュニケーションサイト「スタコミ」 ムラカミ ヨシコ

・参加者たくさんだ
・事例紹介と実際のお金周りの話し

・虎岩さんの自己紹介から

・紀伊民報、上仲さん
・アミーゴジャパン、介護事業・歯科医院など運営、海保さん
・新上五島町、竹内さん
・デザイナー、会社社長、ムラカミさん
・摂南大学経営情報学部、久保先生
・静岡県立大学、文化人類学、清水の地域通貨、湖中先生

・みんなのかわらばん、みかん
・和歌山県田辺市、紀伊民報マルチメディア事業部、新聞社、人口8万人
・2008年5月開設
・1750人、コミュニティ255、平均フレンド5.33人、500,000アクセス(過去3ヶ月平均)
・バーチャルタウン、地域SNS「みかん」、ニュースサイト「AGARA」、地域生活情報「KiiLife」
・KiiLifeへの出店料3150~16500円
・SNSを利用してWebサイト制作
・カスタマイズで外部サイトと連動
・文部科学省の「地域SNSNを活用した家庭教育支援に関わる調査」
・OpenPNEを利用
・SNSのイベント掲示板を利用したイベントカレンダー
・SNSのオープンサイト「和歌山スポーツ」
・クロスメディアでの活用事例
・忘・新年会特集、書き込みを新聞紙面・フリーペーパー・Web、広告ですな
・KiiLifeは出店料を徴収、SNSの書き込みを連動
・オープンサイト「同窓会・OB会」と紙メディアの連動
・同窓会のお知らせを新聞に、、、しかも、よくあるんだ
・フリーペーパーKiiLife+とSNSの連動、運営資金は十分得られている
・SNSのデータを利用したWebサイト制作、ASPで制作費99,750円~、月額4720円~
※ホントに新聞社か?? なんというか、規模は大きくないんだけど、ものすごく成功してるモデルなんじゃないか??
・今後の展開、会員カード・名刺を作成、ニュースサイトAGARA「災害サイト」、SNSの日記を公開サイトに掲載

・海保さん
・美容師だから、立たないと話せない、、、
・あみっぴぃのユーザとして、誕生裏話、誕生するまで
・地域通貨ピーナツクラブに入会、商店街の会長として
・地域通貨で地域活性化
・商店会で話し合い、検討会、商店会全員が反対、、、商店会ではやらないことに、個人的に参加
・地域通貨に参加して2/14で丸10年、色々なことが起きた
・地域通貨とSNSは似ている
・地域通貨はタダ(?)、人がどんどんつながる
・アミーゴ(人)と握手をする、これはリアルでないと出来ない
・でも、いつもリアルであっている訳じゃない
・会わない間をどうしたらいいんだろう?
・そんなときに虎岩さんと出会う、虎岩さんが事務所を出来る限り無料で借りたいとか言いだして、いろいろ思案、
・ああ、そういう意味か地域通貨、何かをやることによって発生する報酬か、マクロ的なバランスが難しそう
・虎岩さんと繋がって以降、パソコンなどを利用し始める、mixiを知って、それをあみっぴぃという形でリアルの間を埋めることに成功
・あみっぴぃとピーナッツは連動

・新上五島町、竹内さん
・長崎市の西、五島列島の北の方、長崎港まで77km、佐世保まで60km
・古くから大陸交流の基点
・人口流出が続いている、現在2万4千
・みっか、ポータルサイト、町民ブログ、観光情報など、小中学校のブログ、そのうちの一つがSNS
・登録者は1000人オーバー
・こうてみっか、ECサイト、町内の特産品を販売、商品点数200、初年度100万円、2年目230万円ほどの売上
・実際にそれだけで運営が出来る訳じゃないけど、やっている意味は十分ある
・長崎県立大学の学生と共同で、こうてみっかのチラシを作成、今年はPR用のCMを作成

・岡山コミュニケーションサイト、スタコミ
・shoppy、フリーペーパー、情報誌
・Standard運営コンセプト、人と情報とモノの新しいコミュニティの創出、2006年8月に創業、ほぼ同時期にスタコミも公開
・2290人、10,000pv/day、男女比52:48、年齢層は30代がコア、岡山県南の都市部が3/4
・shoppy、岡山商店会連合会(地元スーパー、百貨店なども加盟)が発行する情報誌
・その情報誌のデザインを担当してる、で、スタコミとのコラボを提案。素晴らしい
・スタコミの関わり
・shoppyのモデルをスタコミユーザから募集、取材協力者はコミュニティからも募集、地域情報等を消費者視点で募集
・スタコミユーザが参加している
・情報誌のロケ、参加者が自腹で商店街で買い物、特殊な形のオフ会として捉えることが出来る
・shoppyの読者にスタコミをPR、shoppyの認知度アップ
・既存コミュニティ「みんなで食べに行こう」の管理人に協力依頼、管理人を中心として情報収集・取材などを実施してもらう、コミュニティ参加者の自主性を重んじる形で
・shoppy、5万部
・クライアント(商店街・商施設)、それを受注してshoppyを制作、スタコミは付加価値としてつけている
・スタコミを媒体・市場として成長させて独り立ちさせたい

・うーん、みんなクロスだねぇ、フリーペーパー、地域通貨、EC

・SNSを経由して何十人かは、新上五島町に来てもらえてるらしい

・ネットと紙のバランス模索しながら、そもそも地域によって違う、ただ、間違いなくネットだけでは無理、紙は必要

・オフ会に参加して、SNSのユーザと商品開発をしたり、ランチ情報を流すと反応がある(みかん)
・あくまで情報提供、グルメに関してはやはり反応がよい(スタコミ)

※ギリギリだよ

・湖中先生
・お金にならない価値、それを評価しよう
・地域アイデンティティをはぐくむ、地域に対する愛情
・目に見える形にする、それが地域通貨、メディアになると地域SNS
・評価指標が難しい
・楽しくやる、ココを損なうほどお金に走っちゃいけない、+経済発展
・地域にお金を回す、地域の中でお金を回す、それは生産者と消費者をつなげること、その距離を縮めること

・久保先生
・ひと・もの・かね、それぞれの情報、その間を取り持つモノ
・見えない価値が、価値を生み出す厳選
・お金を取らずに情報を流通させる
・地域SNSフォーラムでの結びつき

・運営者が儲けないと企画も立てられない
・事業として成り立つ事例を作りたい

・地域SNSも立ち上げるという時期から、ちゃんと運営を回すという時期に入りつつある、マネタイズが重要になってくる