Internet Watchでこんなタイトルの記事がありました。
新橋で飲むサラリーマンのTwitter利用率は9.7%、養命酒調べ
このほか、「ブログ」を利用していると答えた289人の「Twitter」の利用状況を聞いたところ、「投稿している」(14.9%)と「投稿はしておらず、閲覧のみ」(18.7%)を合わせた33.6%が利用していた。一方、1000人の回答者全体におけるTwitter利用率は9.7%だった。
え? 新橋で飲むサラリーマンの9.7%がTwitterを利用してる???? うそー、絶対にそんなのあり得ないよー?? ん、ちょっとまて、こんな記述があるぞ。
調査対象は、新橋で年に2、3回お酒を飲むと答えた35歳から69歳までのサラリーマン1000人で、11月20日から11月25日までインターネット上でアンケートを行った。
、、、「インターネット上」、そして「新橋で年に2、3回お酒を飲むと答えた」。それ、新橋で飲むサラリーマンじゃないでしょ、、、新橋で飲むサラリーマンっていったら、新橋で毎週飲んでて顔を真っ赤にしてくだ巻きまくり、な感じだよねぇ。まー、年に2・3回以上だとしても、ネットリサーチって時点で相当バイアスかかってるよ。
気になったので、元データをチェックしてみました。え? 養命酒? 養命酒? 新橋のサラリーマンかー、なんか確かに養命酒飲んでそうだなぁ(無関係)。
第三弾「新橋で飲むサラリーマンのインターネット利用と未病の実態に関する調査」
元のデータが「未病の実態」とか入ってるから、Twitterに関する部分はどちらかというとおまけだったんだろうけど、今話題だから出しちゃえ! って、(誰かが)思ったんだろうね、、、。
で、出展ページに書かれているデータ元についての記述は下記の感じ。
調査タイトル:新橋で飲むサラリーマンに関する調査
調査対象:ネットエイジア リサーチのインターネットモニター会員を母集団とする35~69才の男性サラリーマンで、年に2~3回以上「新橋(東京都港区)でお酒を飲む人」
やっぱ、「年に2・3回以上新橋で飲むサラリーマン(35-69才)」だね。でも、これは「新橋で飲むサラリーマン」っていう表記は違う気がする、や、受け手の問題だとは思うけど絶対に誤解はあると思う。だって、新橋+飲む+サラリーマン、だとテレビのニュースとかでよく見る、【新橋のSL広場で】【明らかに酔っぱらって】【インタビューを受けちゃう】【サラリーマン】を想像するはずだから。
で、もう一つの問題点はインターネットリサーチという点。ネットリサーチでネットサービスについて質問をした場合、それはあくまでネットユーザー、しかも初心者じゃないっていう母集団の傾向があるわけで、その場合に「新橋で飲むサラリーマン」っていう名目は成立しないと思うんだよね。だから、この数字の9.7%ってのは、
【インターネットリサーチに回答してくれて
新橋で年2・3回以上お酒を飲むサラリーマンの
Twitter利用率は9.7%】
ってことになるわけです。こうなると、ほら、みんな「ふーん、そうなんだー、、、別にどうでもいいや」ってなるんだよね、うんうん。やっぱ、ネットサービスについてネットリサーチはバイアスかかるよ。
と、色々書いたわけですが、確かにこの養命酒のアンケート自体は面白い結果になってるよね。少なからず、PC利用頻度が高い人は"未病"になっててもおかしくないよね。Twitterと未病の相関関係とかちょっと意味分からないけど、
また、Twitterの利用傾向として、Twitter投稿者の未病率は39.5%となっているが、「投稿はしておらず、閲覧のみ」の利用者の未病率は53.7%と投稿者に比較し、非常に高い割合となった。
これって、アカウントを作ってTweetはしてないけどフォローはしてるって状態だよねー。フラストレーションがたまるって言う構図? 面白いって言えば面白いなー。みんな! 養命酒飲んで、Tweetしようぜ!!
ちなみに、私自身は養命酒を飲んでいませんが、親に贈ってみたりしてます。なんか、薬草系で体に染みわたりますぜーー。