しもブロSNSの忘年会でしこたま酒飲んで、会社で二日酔い状態で目が醒めた。そんな状態で、メールチェックだとかフィードチェックだとかしてたら、完全に酔いが吹き飛ぶような文章に出会った。
僕が社長になってはじめてわかったいくつかの大切なこと。または川上さんから学んだこと [Keep Crazy;shi3zの日記]
IVSで社長だったことを思い出したついでに、社長という仕事についていろいろ思うところがあったので書いてみる。
IVSに行っている社長の話ってだけでちょっとアレなんだけど(なに?)、この後に続く文章(敢えて、そう表現)がすごかった。ちょっと、俺の人生変わるんじゃないかと思うくらい。人生って言うか、社長としての自分が変わるんじゃないかと。
このブログは、ユビキタスエンターテインメントという会社の清水社長のブログ。業務的にも個人的にもユビキタスエンターテインメントという会社とは関係もないし、清水社長も全く知らない。でも、なんかのきっかけで「この人、スゲー」と思ったから俺のフィードリーダーに登録されているんだと思う。
けっこう長文だけど、面白いのでさらりと読めると思う。起業を考えている人や、零細企業を何年もやっている人(俺のこと)には是非読んでもらいたい。たぶん、後者の人はどこかで引っかかると思うんだよね。そこまでの話しは「うんうん、わかるわかる」と感じ、そこ以降は「んーー、そうなの?」って感じで。
で、私はあるところで引っかかったんだけど、それがあまりに基本で「そんなこともちゃんとやってなかったのか、、、」って恥ずかしくなるようなところで引っかかってしまった。
■起業前「会社を作る理由はなんでもいいや」→起業後「会社には存在理由と理念が不可欠だ」
会社を作るときに必ずつまずくのがこの「企業理念」というやつ。
世界の会社はけっこう立派な企業理念があるんだけど、会社を作ろうというときは会社を作ることが目的化していて理念はあとまわしになりがちだ。
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実際、「幹部社員がやめちゃうんです」という社長と話をすると、根本的にこの理念の共有ができていない。そもそも理念などないというケースはあまりにも多い。
そう、こんなところで引っかかってしまった、、、会社が存在する理由はあるけど、理念なんて存在しない。正直、自分の中にも他人に語れるような理念が存在していない、、、。これはダメだわ、絶対に。こうやって、他人に指摘される(俺の為じゃないけど)と本当に「はっ」とした。
会社を作った経緯が、「個人事業に雇われている側があまりにかっこつかない」というものすごく後ろ向きな話しだった(いやいや、それも重要なんだけど)事もあって、たとえば『Webで世界を変える』みたいな理念が存在していなかった。ホントに適当だなぁ、俺。そういう、根幹みたいなモノも存在せずに10年も会社やっていたなんて、、、。
で、考えた、、、、や、考えてもしっくりとくる理念は思いつかなかった。いくらでも理念は思いつくけど、それじゃないんだよな。やっぱ、この会社は一旦リセットしないとどうにもならない気がしてきた。事実、今期は完全リセットをするつもりで全てのことを進めているし、理念的なモノもちゃんと考えた上でこの先の事を企てようと思った。や、思ったんじゃなくて、考えよう、ちゃんと。
こういう文章との出会いはこれまでも数年に1度くらいある。ブログだったり、書籍だったり、ラジオだったり、、、不思議とテレビからそういう出会いを経験したことがないなぁ。
素晴らしい話しをありがとうございました。