インバウンド観光ってなんじゃいって感じですが、外国から日本に観光に来ることを指しますね。ああ、Wikipediaに訪日外国人旅行っていう項目で詳細が載ってた。で、そんなインバウンド観光に関する事業に非常に関心を持っています。
というのも、日本という国の今後のことを考えたときに、日本という国自体を観光のコンテンツとしてとらえ、海外から観光客に来てもらうビジネスに将来性を感じるからに他なりません。輸出もダメ、内需もダメ(あっさり書きすぎ)、と来たら外から人に来てもらえばいいんじゃないか、という安直短絡な考えですが、ここ最近の中国人観光客の増大を見ていると、中国が発展すればするほど彼らは日本に来てくれるのではないかと考えるようになりました。
ちょっと深い話しまでは突っ込みませんが、日本という国のもつブランドは現時点では揺るがないモノがあります。電器製品然り、アニメなどのコンテンツ産業然り、食品も同様に安全かつ高品質なモノとして、諸外国にはイメージがあると思います。
そこで、観光です。や、これまでも東京や京都などの観光地、北海道のスキーなど観光地に多くの外国人観光客が訪れていますが、ほとんどの日本の観光地は外国人観光客に対応出来ていません。にもかかわらず、多くの外国人観光客が多くの街に訪れはじめています。
昨年は本当に下北沢で多くの中国人や韓国人の観光客を見かけました。道を聞かれたことも数回あります。皆、母国語のガイドブックをもっているのですが、その中に下北沢が紹介されているのですね。
そして、驚いたのは私の出身地である愛知県豊川市にまで中国人観光客が来ていたことです。豊川市には豊川稲荷という仏閣があるのですが(東京の赤坂にある豊川稲荷の本院)、中国語はおろか英語での表記も無いような場所です。彼らがどうして、豊川稲荷に来ることになったのか知る由もありませんが、地方の田舎にある観光地にまで彼らは足を運びはじめたのです。
観光庁が2008年に創設され、国として本格的にインバウンド観光について取り組みが始まりました。私が、インバウンド観光についてその可能性を感じたのは昨年2010年のことですが、正直これ以上に可能性があり自分が興味を持てる事業は無いと感じています。今年はインバウンド観光ビジネスに関する可能性が自分の中で確信となるか、しっかりと調査をしたいと思います。
とは言っても、全くの異業種への挑戦ではありません。確かに、日本の観光資源を対象とはしますが、これまで自分が10年以上取り組んでいた、インターネットを利用し、観光地と訪日観光客を結びつけるようなビジネスを考えたいと思います。具体的には観光地情報等をデータ化し、訪日前に情報を閲覧してもらう事、実際に訪日した際にはスマートフォンやタブレットコンピュータなどで、観光をサポートするような情報を提供したいと思います。また、それぞれの観光地では言葉が通じないなど様々な問題が想定され、それに対応出来るようなサービスの提供も考えられます。考えれば考えるほど大変ですが、本当にワクワクするような事業だと思います。
今年は本当に忙しい1年になりそうです。