朝8時台の予選に続き、12時25分からこの日最初の決勝レース、FCJ第5戦の決勝レースが行われました。FCJのレースが始まる頃には雨は一旦やみましたが、フォーメーションラップ中に細かい雨が降ったりと相変わらずの天気。路面はウェットで、全車ウェットタイヤでのレーススタートとなります。
レッドシグナルが消え、全車一斉にスタート! っと、3番グリッドだったルーキー2山田がスタート失敗。フロントローの2台、ポールの17平峰と4平川は綺麗にスタートを決めましたが、平峰が先頭で一コーナーに入るとオープニングラップから全開で2番手以降を引き離します。2番手の平川は一旦平峰に突き放されそうになりましたが、何とか平峰に食らいつきレースは中盤にさしかかります。
一方、3位以下はトップ争いから大きく離されましたが、めまぐるしく順位が入れ替わります。スタートで3番手にいたのは11石井、その後12高星、9勝田と入れ替わります。しかし、9勝田は中盤スピンを喫し、再び石井が3番手に。
レース終盤、トップ争いは平川がじわりじわりと平峰に迫る展開。1.5秒ほどだったその差は、1秒を切り、ファイナルラップでは0.886秒差。ファイナルラップも手に汗握る展開を繰り広げましたが、0.765秒差でポールポジションからトップを一度も譲ることなく、平峰一貴がトップでチェッカーを受けました。
優勝の平峰一貴は今期3勝目、今年は5レース中で2勝以上上げているドライバーはおらず頭一つ抜けた感があります。2位の平川は今期3度目の2位表彰台、そろそろ優勝が欲しいところです。3位は混戦をくぐり抜けた石井となりました。
以下、4位3近藤、5位8元嶋、6位12高星とここまでがポイント圏内、7位14山部、8位18清原、9位10篠谷、10位2山田というトップ10となりました。
ファーステストラップは優勝した平峰が1'55.801で、セカンドベストの平川は1'56.406と大差を付け、第6戦のポールポジションを獲得しました。
ポイントランキングはポール・優勝・ファーステストで12ポイントを加算した平峰が38ポイントでトップ。2位はこのレースで2位に入った平川が勝田を上回り26ポイント、3位は勝田で23ポイント、4位はこのレースで3位に入った石井が高星を上回り18ポイント、5位は高星で16ポイント、6位は元嶋で11ポイント、7位は近藤で10ポイント、8位は清原で3ポイント、9位は篠谷と松崎で2ポイント、となっています。