2014年F1エンジンは1.6リッターV型6気筒ターボへ

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FIA、2014年シーズンからの新エンジン規定を承認 [FMotorsports F1]

29日(水)、FIA(国際自動車連盟)は先に示していた2014年シーズンからの新エンジン規定案について、今週行われたFAX投票により世界モータースポーツ評議会で承認されたことを発表した。

 なんか、ごたごた揉めた上で直4からV6になった2014年からのF1エンジンですが、そのままFIAが承認したようです。これで、正式に1.6リッターV6ターボエンジンで2014年からF1は戦われることになります。

 しかし、フェラーリとかメルセデスは1.6リッターエンジンのクルマなんて無いよなぁ。メルセデスのA・Bクラスで1.7リッター直4だし、フェラーリに至っては1.6リッターなんて言う小排気量は絶対にあり得ないだろうからな、、、。ルノーは1.6リッターエンジンはずばりなんだけど直4ばかり、っていうか1.6リッターで6気筒ってのが市販車じゃあり得ないからなぁ。というわけで、なんだかどのメーカーにとってもアドバンテージがあるって訳じゃなさそうだな。敢えていえば、フェラーリの1.6リッターエンジンってのがどんなものになるのか楽しみだったり(大変そうだ、、、)。

 2014年からの規定と言うことで、まだいろいろ変更はあるんだろうね。回転数については直4案の時の12,000回転のままだけど、これはさすがにもう少し高い回転数に落ち着くだろうね。16,000回転くらいでいいんじゃないの、覚えやすいし(適当)。

 ちなみに、現在のKERSに当たるERSってのが導入されるみたいです。公式サイトから引用すると、

FIA confirms 1.6 turbo engines for 2014 [Formula1.com]

The new energy recovery systems (ERS) will replace the current kinetic energy recovery systems (KERS) and are expected to be more powerful. Combined with the legalisation of turbocharging, they will ensure overall power outputs remain similar to current levels, despite an anticipated drop in the permitted rev limit.

って感じで、ERSってのはEnergy Recovery Systemの略で単純に「Kinetic」が外れただけですね。kinetic energy=運動エネルギー、なんだろねなんでKineticはずしたんだろ。ちょっと具体的に思い浮かばないんだけど、運動エネルギー以外で回生できるとか? たとえば、空力的なエネルギーの回生とか、、、や、それじゃーダウンフォースに影響が出ちゃうよなぁ、タービュランスとかも半端なさそうだし、、、、よくわかんないや。まぁ、「are expected to be more powerful」っていう位なので、ERS自体が今のKERSよりもエネルギーを生むものになることは事実だろうね。

 なんか、1.6リッターV6ターボっていう側面ばかり注目されちゃっているんだけど、これからの流れとしてはエンジンと同じくらいKERSというかモーターによるエネルギー発生に注目すべきだと思うんだけどなぁ。どうなのでしょうかね?