ハミルトンにも可夢偉のも残念な接触だった

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ハミルトン、小林可夢偉との接触事故で非を認める [FMotorsports F1]

ベルギーGP決勝レースでの小林可夢偉(ザウバー)との接触事故でリタイヤした直後、小林のドライビングを非難していたマクラーレン・チームのルイス・ハミルトンだったが、当時の映像を確認したあとは自らの非を認めた。

 一旦は可夢偉を完全に抜き去ったハミルトンだったけど、ケメルストレートで思っていた以上に可夢偉が接近してきていたことを知らずに通常のラインでレコンブに進入しようとして可夢偉と接触。可夢偉にはもちろん非はないしちゃんと確認していないハミルトンが悪いわけですが、それにしても残念な接触だったなぁ。

 あの接触で失った物は、今年のチャンピオンシップの行方とあのレースの勝者、そして可夢偉の大量ポイントのチャンスかな。

 ハミルトンはあの接触がなければトップ争いをしていた可能性は十分あったのではないかな。そして、フェッテルとのポイント差を詰めることによって今年のチャンピオンシップに望みを繋げるはずだったんだよね。フェッテルが勝ったことによって獲得ポイントは259ポイント、2番手のウェバーは167ポイントで92ポイント差、3番手のアロンソは157ポイントで102ポイント差、4番手バトンは149ポイントで110ポイント差、そしてハミルトンはランキング5番手まで落ち146ポイントで117ポイント差。残りは7レースで175ポイント獲得できるけど、実質チャンピオンシップは決まったといってもいいんじゃないかな。とにもかくにも、あの接触で失った物は考えている以上に大きかったんじゃないかな。

 そして、可夢偉。オープニングラップでフロントウィングを壊しながらも、ピットに戻ることなく走行を続け気づけば4番手まで順位を上げていた。ピット回数を減らす戦略であるのは明らかで、上位フィニッシュが見込まれただけにあの接触は残念だったね。可夢偉はあの接触でセーフティーカーが導入されたのにもかかわらず、ピットインはSC導入の2周目。そのタイミングではいったら、どうしようもないよな。チームの判断が間に合わなかったのが全てだと思うけど、あの接触があった瞬間からSC導入の可能性を念頭に置くべきだよな、、、。結局、14番手くらいまで順位を下げて、その後はマシンがダメージを負ったのか冴えない走り。終盤には追突されたりで、結局12位フィニッシュに終わったわけですよ、ああ、無念。

 というわけで、あの接触はとにかく残念な接触だったなぁ、なんど振り返ったって残念な接触だったよ。