2012年1月12日(木)に新宿のNaked Loftで開催された『【CAMPFIRE】×【READYFOR?】クラウドファンディング ~ソーシャルメディア時代の資金集め~』 に参加しました。イベントの概要は下記の通り。
【CAMPFIRE】×【READYFOR?】
クラウドファンディング ~ソーシャルメディア時代の資金集め~アート、社会貢献、エンターテインメントなど、様々な任意のプロジェクトに対する支援金を、ネットを通じて集め実現するクラウドファンディング。日本でのパイオニアである【CAMPFIRE】と【READYFOR?】の2サイト代表者と、見事プロジェクトを達成した実行者が一同に会する!資金集めの経緯や、支援者とのつきあい方、今後の課題など、クラウドファンディングの現在と未来を語ります。
【CAMPFIRE】「paperboy&co.」創業者にして、悪ふざけ連続起業家を名乗る家入一真率いる株式会社ハイパーインターネッツが運営。※支援者の事は「パトロン」と呼ぶ。
【READYFOR?】「あのひと検索SPYSEE」のオーマ株式会社が運営。※支援者の事は「スポンサー」と呼ぶ。【出演】
●「READYFOR?」http://readyfor.jp/
●「CAMPFIRE」http://camp-fire.jp/
家入一真(CAMPFIRE)
石田光平(CAMPFIRE)
わかばやしたえこ(イラストレーター)http://camp-fire.jp/projects/view/58
杉江理(WHILLプロジェクト代表)http://camp-fire.jp/projects/view/101
米良はるか(READYFOR?)
税所篤快(『アジア最貧国ドラゴン桜』プロジェクト)
http://readyfor.jp/projects/14
わたなべりんたろう(ドキュメンタリー製作『原発と放射能の見えない恐怖と知っておくべき本当の話』)
http://readyfor.jp/projects/30
このイベントは家入さんのツイートで知り申し込みました。実はこのイベントまでREADYFOR?というサービスのことは知らず、それ以前に『クラウドファンディング』という言葉すら知りませんでした、、、。
今作ってる【fan-c(仮)】は元々はファンクラブ云々ではなく、資金集めに主眼が置かれていたこともありクラウドファンディングの事例を聞くことが最大の目的でした。が、お酒が入るNaked Loftの壇上に家入さんが配備されていることもあり、まあそういう展開になりました。イベントのレポートをしてるブログがありましたので紹介しておきます。
ソーシャル時代の資金集めとは?クラウドファンディングのイベントに参加してきた [ついけん]
イベントに参加して、日本国内のクラウドファンディングがどのような状況なのかある程度わかりました。ネット業界に身を置いていると、CAMPFIREとかもの凄くメジャーなイメージが合ったのですが、それは家入さんがやっているからというのが正しい状況。まだまだ、イノベーター期だと考えるべきでしょう。それ故にプロジェクトの数も多く無い印象を受けます。でもね、そのあたりのことはイベント終了後にCAMPFIREとREADYFOR?のスタッフと話をして理解が深まりました。
二人とも名刺には『キュレーター』という肩書きが書かれています。「ん? キュレーター??」と思ったのですが、プロジェクトの受付窓口になる方ですね。あまり詳しく聞かなかったのですが、プロジェクトを受け付け選別し、採用したプロジェクトの推進、そして成立までを担当する方ですね。キュレーターという名前についてのこだわりをもう少し聞いておくべきだった。
これは、第三部でもちょっと話題に上がったのですが、どちらのサービスもどのようなプロジェクトを選ぶのかが全てだと考えているんじゃないかなぁ。イノベーター期なので、一つ一つ慎重にプロジェクトを選んでいる印象を受けました。微妙なプロジェクトを選んで、全然支援されなかったら格好悪いしね。あと、当然なんだけどCAMPFIREやREADYFOR?自体の知名度がそこまで高いわけじゃないので、アクセス数から観てプロジェクトが多くなりすぎると、素晴らしいプロジェクトが埋もれちゃう事にもなりかねないからなぁ。そういう意味では、『キュレーター』が『キュレーション』した『プロジェクト』だけを掲載しているんだろうね、うんうん。
紹介された4つのプロジェクトは、どれも両社のサイトで扱われるべき条件を満たしている素晴らしいプロジェクトだった。個人的には、メディアでも何度か取りあげられているWHILLが一番気になったし、応援したくなったなぁ。今もこれからも、この2つのクラウドファンディングサービスから多くのプロジェクトが出てくることでしょう。
っと、違う違う。この2つのサービスがスゲーなーっていう結論じゃなくて、今考えている新サービスとの絡みだよ。
fan-cの中では、最後に開発する支援機能がちょうどクラウドファンディングサービスになりますが、CAMPFIREやREADYFOR?と明らかに違うのは、扱う単位が『プロジェクト』というよりは『人』や『サービス』『組織』などであり、継続支援が前提。そもそものベースがファンクラブや後援会ですからね。その上位のメニューとして支援機能があるというイメージになります。
もう一点違う点を上げると、扱う対象についてはあまり限定しないということ。先ほど書いた『キュレーター』の役割がクラウドファンディングサービスでは重要だと、自分自身も認識し始めたけど、うちのサービスでは登録は比較的自由に行えるようにしたいと考えています。非公認ファンクラブなんてのも考えてるくらいだからねー(あ、これはファンサークルに名称を変更予定)。微妙な対象を扱ってクラウドファンディング市場をぶっ壊さないように注意しないといけないけど、たぶん、見え方としてはこの両社のサービスとは違うモノになると思うので、問題なっしーんぐと勝手に思い込んでおきます、イエーイ。
そうそう、会場で突然声をかけられたんだけど実はWHILLプロジェクトにかかわっている方で、前に下北沢絡みでお会いしたことがある人がいてびっくり。ちょうど、あのプロジェクトに紹介してみたい人がいるなぁとか思っていたのでそのことについて話をしてみたり。なんか、よくわかんないけど下北沢で会う人たちは、いろいろ面白いことにかかわっているなぁ、とか。
あと、家入さんがしきりに「みんなどういう人なの? 何やってる人なの?」って会場の参加者から聞き出そうとしてるんだよね。イベントの〆の時も、やっぱりみんなに聞いてくるから、
「ライバルになるサービスを作ってるから、その偵察じゃ!」
とか答えておいた、、、ああ、なにやってんだか。おまけに、飲め飲めってスゲー言ってるから(飲み代が主催者側に還元? されるよね?)、最終的には5杯も飲む羽目になり終電ギリギリとか、、、。家入さんともちょっぴり話しできて、やっぱ、この人面白いなぁって再認識したー。米良さんはほとんど話しできなかったけど、想像を上回る勢いのキレーさで仰け反った、あれには勝てんのぉ(どんな結論やねん)。