FORMULA 1 ENI MAGYAR NAGYDÍJ 2012 PRACTICE 2

 ハンガリーGP、午前のフリー走行に続き、14時からフリー走行2回目が行われた。天気は晴れ、気温は29℃、路面温度45℃、湿度38%。風は2m/sを超え1コーナーから最終コーナーに向けて吹いている。フリー走行1回目に比べ、気温は4℃、路面温度は12℃上昇している。

 グリーンシグナルが点灯し90分間のセッションがスタート、グロック(マルーシア)が先頭でコースイン、ピック(マルーシア)、ペトロフ(ケータハム)が続いた。可夢偉(ザウバー)もミディアムタイヤを装着しコースに向かった。序盤から各チーム積極的に走り込み、ライコネン(ロータス)が1分22秒台のタイムを記録し、トップに浮上、可夢偉も1分23秒までタイムを上げ2番手。その直後、グロジャン(ロータス)が7コーナー立ち上がりでスピン、ウォールにノーズがヒットしフロントウィングを失う、グロジャンは自力でピットまで戻ってきた。

 セッション開始から20分が経過、サーキットの北東10kmの所に雨雲があるとの情報、しかしこの時点では日差しが差し込み雨が降る気配は全くない。気温は29℃で変わらず、路面温度は2℃上昇し47℃と高温。この時点でトップタイムはマッサ(フェラーリ)が記録している。

 雨を予期してか、どのチームも早いタイミングでソフトタイヤを投入し始めた。バトン(マクラーレン)がマッサ(フェラーリ)を上回りトップタイムを記録。アロンソ(フェラーリ)、ライコネン(ロータス)と続々とトップタイムを更新する。その後、わずかながら雨が落ち始める状況の中ハミルトン(マクラーレン)がセクター1を全体ベストで通過、ライコネンを0.2秒上回りトップタイムをマークした。
 セッションは折り返し地点を迎える頃、セクター2で本格的に雨が降り始め路面状況悪化を伝えるオイルフラッグが提示されている。観客も傘やポンチョを羽織り始めた。ドライタイヤで走行しているドライバーはスピードを落とし慎重にピットまで戻ってきた。全車がピットに戻っており、サーキットは静寂に包み込まれている。気温29℃、路面温度は一気に下がり30℃。

 その後、シューマッハ(メルセデスAMG)がインターミディエイトタイヤでコースに出るが、12コーナーでブレーキが全くきかず直進、フロントからタイヤバリアに突っ込みマシンを止めてしまった。セッションが終わるまで路面が乾くことはなく、90分間のセッションが終了した。トップタイムは午前中に引き続きハミルトンで1分21秒995、2番手はライコネン(ロータス)でトップとは0.185秒差、3番手はセナ(ウィリアムズ)でトップとは0.258秒差というトップ3。可夢偉(ザウバー)は1分23秒841で15番手、チームメイトのペレス(ザウバー)は18番手となった。

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フリー走行2回目もハミルトン(マクラーレン)が最速 [FMotorsports F1]