やー、事前にあんま盛り上がりを見せていなかったFormula Eですが、開幕戦が2014/9/13に中国北京のオリンピックやった辺りのストリートコースで行われました。直線に無理やりシケインを設置したコースなので、大幅なジャンプアップはピットストップ(バッテリー載せ替えができないので、マシンを乗り換え)でしたが、最終周にとんでもない結末がありました。
ニコラ・プロスト(e.dams-Renault)がポールからスタートし、終始レースをリード。ピットストップ後2番手にポジションを上げたニック・ハイドフェルト(VENTURI)が、ジリジリとトップに迫り最終ラップの最後のコーナーでハイドフェルトがインに飛び込むと、何を思ったのかプロストもマシンをインへ幅寄せし両者は接触。ニックのマシンはコントロールを失い、さらに盛り上がった縁石からマシンが宙を舞いクラッシュパッドに激突! 両者ともその場でリタイヤとなった。クラッシュの派手さに加え、コックピット部分がフェンスに直撃したかのように見えたため、ハイドフェルトが心配されたがその後コックピットを自力で脱出。プロストのもとへ抗議に向かった、、、。それにしても、酷いクラッシュでした。
さてと、最終コーナーの接触。何度、あの時のマシンの動きを見てもプロストに非があります。もう一度書きます、プロストに非があります。どう考えてもぶつけに行っているか、単なるパニック。「見えなかった」と言うしか無いと思いますが、その結果があのクラッシュです。ライセンスもろもろ剥奪して、二度と世界の舞台に立ってもらいたくないと一瞬思ってしまいました。次レース10グリッド降格ですんだのは、まあ、政治的に考えても妥当なのかもしれませんが、、、(おやじの立場、そしてルノー)。ハイドフェルトに何かがあったら、このシリーズ自体が終わっていたのかもしれません。てか、あれ、とっさにレッド出さなかったのはどうかと思うよ。ファイナルラップだったし、結果オーライだったから良かったものの、、、。
さてと、言いたいことは言ったけど、正直プロストが一番びっくりしたんだろうなぁと思います。故意にぶつけにいったとは思いたくないけど、あの動きはちょっと迂闊。てか、プロストだってWECではあんな動きしないだろうしなぁ、ある意味。ドライバーも正直まだあのマシンで何ができるのかひてもいいのか完全には理解できてないんじゃないか、そんなことを思ってしまいました。フォーミュラ経験が浅いかと思ったけど、F3からユーロシリーズ3000(元イタリアF3000、現AUTOGP)でチャンピオン獲得してるから、かなりキャリアはあるんだよなぁ。ただ、才能的には親父には及ばず、結局F1には乗れなかったからなぁ。チャンピオン争いはしてないけどF1の世界でもまれてきたドライバーがたくさん参戦してるから、もしかしたら根本的に何かの違いがあるのかなぁとか。
そしてマシンについて。思った以上に遅かった、、、マシンスペックを正確に比較できないけどF3以下なのかなぁ、スピード的にも。電費の部分があんまりはっきりわからなかったけど、もうちょっとアグレッシブ派と燃費派の戦略がわかれると思ったら、そうでもないし。ま、1回ピットじゃどうしようもないか。ピットストップ時間も長いしね。今年は初年度ということもあり、来年以降に期待しようっと。今年もシーズンがすすめば、色々なことをやってくるチームがあるだろうからね。
最後にテレ朝に。地上波の放送について感謝! でもね、修造はどうでもいいけど(もうちょっと絡ませてあげたら盛り上がったのかも)、まともな解説者を入れてください。現地で何が起きてるのか、映像以外の部分が全然わからないのは辛い。現地リポーターは何をしていたのだろうか、、、。小倉さん出てくれないかなぁ。あ、最後切れちゃったのはしょうがないけど、次回からはもうちょっと余裕を見たほうがいいかも。ストリートコースだからクラッシュした時のSC確率は高いだろうから。
と、開幕戦を見ての感想でした。予想よりマシンスペックは低かったけど、シーズンが進むに連れみんないろいろチャレンジが見れるんじゃないかな、とか。あ、琢磨は残念だったねぇ、なんかよくわからないトラブルだったけど、まー、今年は何が起きてもしょうがないよねー。