【mixiのこれまでとこれから】
2013.2.21 13:05-13:45
弊社は昨年11月5日より計3回、「ユーザーファーストウィーク」というmixiユーザーと運営スタッフの交流会を行い合計約120人のユーザー様の生の声を頂戴しました。この交流会を通して、(株)ミクシィは何を思い、どこに向かおうとしているのか、直近の動きを笠原よりお話させて頂きます。
[Speakers]
笠原 健治
代表取締役社長
株式会社ミクシィ
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※私的に取ったメモですので、内容については一切保証しません
・全ての人に心地よりつながりを
・「ユーザーファースト」なmixiを目指して
・会社設立から9年、ユーザーも増えたし、属性も多様化していった、ネット上に様々なサービスが出てきて、要求が多種多様化している。原点に立ち返って、ユーザーの声を聞いていきたい。声にならない声も観測して形にしていきたい
・ユーザーアンケートを継続的に実施、利用データ・ログの解析(声にならない声、A-Bテスト)、ユーザーファーストウィークを開催。11月5,7,9の3日間120名、応募は1000名。社長を含め、各プロダクトの責任者からの説明、交流会は社員40人もコミュニケーション。参加者はコアなユーザー、中央値ではないという認識はある。熱い意見、厳しい意見ももらった。生で実感するいい機会になった、一体感を作り出し勇気を与えてもらえた
・機能要望の改修:10月にプロダクト毎にカテゴリを追加、機能要望に寄せられた声を迅速に反映する仕組みを整える
・ユニット制:プロダクトユニット、企画→開発→運営→ユーザーの反応・要望→[対応]、アンケート・機能要望によるユーザの要望、CSデータベース、ログ解析データなどから。小さなチームで小回りがきく対応を。ユニット制は横の連携が希薄になるが、そこも意識しながら前に進めている
・ユニット制に移行し、スピーディーに新機能・改良を実行している
・訪問者(足あと)サービスのリアルタイム表示の提供:1月から対応、リリース時に反対意見が合ったがおおむね好意的にユーザに受け入れてもらった
・ソーシャル×インタレストを実現するハイブリッドSNS、それがmixiの特徴。ソーシャル:親しい友人との密接なコミュニケーション、インタレスト:共通の趣味や関心事をもつ人との出会い
・280万以上のコミュニティがアリ、オンライン・オフラインで活発にやりとりがされている。オフ会も盛ん、企業・ブランドのコミュニティも数多く開設されている
・直近の取り組み事例:スマートフォンファースト、O2O
・スマートフォンファースト:2年前から対応、学館利用者数は順調に推移、10月に大規模な不正業者対策実施を行い一定数は減った(1アカウントSMS認証)、12月時点で789万MAU。
・広告メニュー、エキスパンドアド、エキスパンドさせたバナー内にインタラクティブなアプリケーションを設置、広告及びユーザ間のフィード経由でクライアントページへ誘導、ソニーマーケの例で開始24時間で100万人、開始4日間で200万人が参加、クライアントページへの友人フィード経由遷移97%。スワイプジャック、スマホネイティブ阿プロの全ユーザーが接触するタイミングで誘導ようバルーン画像を表示し広告画面に誘導。mixi Xmas2012で実施
・O2O:大丸・松坂屋とのお取組み。mixi Xmas、リアルな友人・知人のつながりを活かした、国内デジタル史上最大級のクリスマス企画。来店企画、実店舗内にあるクイズを見つけ、mixi Xmas内特設ページで回答すると、ノベルティをプレゼント。チェックイン企画、店舗近くでチェックインすると待ち受け画面がもらえる。マストバイ企画、店舗で購入したレシートをカウンターで渡すとシリアルナンバーがもらえ、ページで入力するとノベルティがもらえる。個の企画の結果、百貨店を衣料しない層に店頭へ足を運んでもらうことに成功、全国で2万人以上が店舗に訪れた
・テレビと連動した企画作り:フジテレビ×mixi、「にっぽんのミンイ」、お題を投げかけ視聴者よりスマホ・携帯・PCから投票。生放送中に発表する番組。mixi内からも投票拡散が出来、番組の認知向上。mixi連携を実施した日は高い投票率となる。mixiユーザなので若い世代が取り込める、年齢別でまとめられる、mixi連動前と比較し30~300%増加している
・mixiのこれからの方向性:元々はイーマーキュリー、FindJob!、eHammer、@Press、mixi。mixiもいちサービスだった
・2012年8月にイノベーションセンターを新設:社内公募審査→開発→フィージビリティスタディ。2~3名でスタート、ニーズがあれば寄り大きなリソースを割り当てる。数字が悪い場合は早期撤退。deploygate、Petite jets、nohana
・ノハナ:スマホにためた子どもの写真が、フォトブックになって定期的に無料でもらえるサービス。家族コミュニケーションをコンセプトにしたサービス。2冊目以降は有料、それ以外にも付加価値的なサービスを提供
・ユーザーファースト視点に立ち、環境変化に対応しながらmixiをより良いものに。mixiのリソース・データを活かした新しい事業の創造を行っていく