【現代女性の美しく生きるためのインタレストグラフはどうなっているのか?】
2013.2.21 15:30-16:10
ソーシャルメディアという新しい情報共有の手段が登場したことにより、女性の行動・暮らしに齎した変化とは?
また、それに対してメディアはどう対処して行くべきなのか?変化を目の当たりにしている各メディアの担当者を迎え、
パネルディスカッション形式でお話頂くセッションとなります。
[Speakers]
幸田 絵美
メディア統括責任者
グラムメディア・ジャパン株式会社
近藤 俊太郎
サービス開発本部 本部長 (Service Development Div. Executive General Manager)
株式会社アイスタイル (istyle Inc.)
@avant_garde_cha
新井 良
Digital Country Manager
コンデナスト・ジャパン Condé Nast Japan
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※私的に取ったメモですので、内容については一切保証しません
新井
・コンデナストジャパン、VOGUE、GQ、出版社ではなくマルチメディアカンパニー。出版のみならず、WEB、APPS、SNS、VIDEO、EVENT、CAFE、ISETANとのコラボ
・コンデナストが考えているソーシャル:読者の生活、マインドリズムにあわせた、時間帯別ポスト。今年からは考えてやる
・通勤時間帯に配信するもの、ランチ時間帯に配信するもの、ソーシャルのポスティングにあわせてPVをとる
・ソーシャルの適正:Twitter information・速報性。Facebook visual information・共感性
・New Challenge 「INTEGRATION」:紙の編集員それぞれがソーシャルを使いこなせる状態にする。ユーザーの時間は少なくなってきている、様々なメディアを使い点ではなく面でユーザーを押さえていく。それをつなぎ合わせるのがソーシャル。編集+編成ができることを目指す
幸田
・GLAM メディアジャパン メディア統括
・GLAM Media 米国を本拠に、女性メディアNO1リーチを誇るプレミアムメディアネットワーク、日本では月間1800万UU
・GLAM Mediaバーティカルネットワーク、GLAM STYLE:ファッション・ビューティー、GLAM MOMS:ママ。380サイトの媒体毎にカテゴライズ。アドネットワークではなくコンテンツネットワーク
・GLAM Media HUBサイトとしての役割:テーマ毎に、各サイトの記事をキュレーション
・コンテンツネットワーク:ネットワークにある優良な情報を媒体を横断してキュレーションすることで、良い時期をよりたくさんの人にみてもらいたい、新たな媒体のファンも醸成してゆく
・GLAM Media ソーシャルプロモーション事例:Skinnygirlがスポンサード、GLAMエディター、ブロガー、パブリッジャーが記事を作成し拡散。GLAMが各記事をきゅれー都市スペシャルサイトを作成
近藤
・アイスタイル、@cosme、UU700万人、F1層が中心、化粧品を中心とした媒体、月間2.4億PV
・我々自身が大きなソーシャルメディア
・Web2.0化しなくていい、ソーシャル化しなくていい、時代にわざわざサイトを併せる必要は無いと考えている
・生活者中心の市場を創造→アジア最大のビューティープラットフォーム
[パネル]
モデレータ:マルチメディアカンパニーにおけるソーシャルメディアとは
新井:定型フォーマットはない。表参道の街全域を使うイベント、ブランドに恩返しをする。そういうものについても一つ一つプランニングしていく。その中でのSNSは間を埋めていく役割。Facebookの中でUstreamを流す。レスリー・キーが撮ってくれる、それをFacebookにアップ。様々なことをやり試行錯誤を重ねていく
モデレータ:編集として意識していること
新井:表現に気をつけている、誰かを傷つけていないか、公平性を保っているか。ソーシャルスペシャリストという担当を設置しルールを設ける予定、各編集が理解しているのか化くんんしたうえでポスト
モデレータ:良いコンテンツが集まる中でのキュレーションの仕方
幸田:人の目に触れていない、埋もれている記事を引き出す。そのことで別のメディアとしての価値でてくる
モデレータ:海外との違いは
幸田:海外は有識者・スペシャリストのキュレーション。日本は一般ユーザーのキュレーションが多い。まとめ記事が増えてくると、また、情報を見つけるのが難しくなる。誰がキュレーションをしているのかということが必要になってくる
近藤:情報の使い方は変わらない、アウトプットが変わってきている、インターネットに閉じない拡散が広がっている。我々だけに限らず、他のメディアも
モデレータ:クチコミの日本のユーザーと海外ユーザーの違いは
近藤:クチコミを持って行くと言うよりは、商品を持って行く。日本人はよくクチコミをするなぁと思う
モデレータ:エンゲージメントの質を高めるコツは?
新井:コツをつかんでいるわけではない、我々が相手にしているのは誰かを意識しなくてはいけない。雑誌のタイトルをそのまま出しても刺さらない。朝出すコンテンツともう一回出すコンテンツとで、表現を変える。年末などは総括した記事をポストしている
モデレータ:最後に一言
近藤:ソーシャルの面でやれていないことが多い、もっとツールを使い倒すべき。一社でやるには限界がある、こういう機会に共有できればいい、みんなでやるのがいい
新井:ソーシャルを考えるチームって有るの?
近藤:あります、全員がソーシャルメディアを使いこなせるユーザーばかりではないと考えている。ソーシャルもあればリアルもあれば雑誌もあると広がっている
幸田:メディアがどう、ソーシャルを活用するのか、つくる側、受ける側、共有する側。メディアが堂ポジションを取るのかを考えなければならい。コンテンツをきちんと作る、だれにいつコンテンツを発信するのかを考えなければ行けない時期
新井:孤独な戦いになっている、教科書があるわけでは無い。国別にいるカントリーマネージャーが集まったときにもソーシャルがテーマになるけど、どこにも回答はない模索をしている最中。時には競合とも話をして学ぶようにしたい