* 高校生と過ごした、下北沢の夏 【1】「福島県立大沼高等学校演劇部東京公演 『シュレーディンガーの猫 ~Our Last Question~』」の続きです
2013年8月14日、最高気温34℃と真夏の天気の中、私は11時過ぎに小劇場楽園に入りました。前日に行った照明の調整が行われたり、DVD撮影用のカメラのセットアップ、そして、皆さんを迎えいれるスタッフのミーティングが行われ一息ついた頃、彼らが下北沢に到着しました。
大沼高校とザベリオ学園の部員が小劇場楽園に入ると、早速舞台に立ち位置や実際の空間を確かめます。小劇場楽園といえばあの柱の存在、高校での練習でも柱自体は認識した上で稽古をしていましたが、実際の柱は当然ですが堅く、その存在は想像以上だったようです。また、客席との距離の近さにも驚いていました。劇中に舞台ギリギリに座るシーンがあるのですが、ちょっと気を抜くとお客さんに当たってしまうような距離。そして、このお芝居ではメイン側ではなく柱の後ろ側の空間も舞台として使うのですが、メインとサブの通路の狭さにも戸惑っていました。
それでもそこはなるようになるしかない訳で、短い時間で舞台の状況を確認すると、休む間もなく夜まで場当たり(立ち位置、場面転換、音楽、照明などの確認)とゲネプロ(本番と同じ条件で行う通し稽古)が行われました。
会津若松ザベリオ学園高等学校演劇部『彼女の旋律』ゲネプロの模様を写真で送ります。
続いて、福島県立大沼高等学校演劇部『シュレーディンガーの猫 ~Our Last Question~』ゲネプロの模様を写真で送ります。
朝、会津若松を出てからバスで上京し下北沢入り。リハーサルがスタートしたのが午後2時で、大沼高校のゲネプロが終了した頃には午後8時を回っていました。スタッフから確認事項などが伝えられ、明日からの本番に備えます。宿泊場所は電車で15分ほど、この日から5日間電車で下北沢で通うことになります。突然、東京のしかも小田急線なんて乗って大丈夫なのだろうか、、、。
ちなみに、私は楽園を後にした後、パンフレットの修正作業を続けました。ああいうものって、なんで印刷した後に修正が発覚するんだろうなぁ、、、。深夜まで修正作業、というかプリントアウトを待っているうちに床で轟沈。気づいたら公演日の朝を迎えていました。
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