* 高校生と過ごした、下北沢の夏 【2】「福島県立大沼高等学校演劇部東京公演 『シュレーディンガーの猫 ~Our Last Question~』」の続きです
2013年8月15日、ついに公演初日を迎えました。11時に劇場入りと聞いていたので、ちょうどに小劇場楽園に行くとすでにキャストの皆さんは劇場で最終チェックを行っています、気合い十分です。私は1年生の部員の皆さんと共にパンフレットへアンケートとチラシの折り込み作業を行い、それぞれの座席へ。あっという間に時間は過ぎ、開場時間を迎えます。そして、事前に公演期間中に担当を割り当てられていなかった私に役割が申し渡されました。
申し渡された役割はカンパ係、、、元々クラウドファンディング担当で支援を募っていたわけですが、公演中も皆さんからの支援を募る役割になりました。とは申しても、高校生のお芝居ですから当然カンパの担当も高校生にやってもらいます。
「2000円以上のカンパでTシャツ1枚をお渡ししています」
簡単な台詞を作り、1年生部員の皆さんにやってもらうことになりました。4日間の公演期間中で完売とまでは行きませんでしたが、目標を上回るカンパを支援頂くことに成功しました。本当にみんな頑張ってくれました。
そして、いよいよ初演が行われます。この日お昼の公演のチケットは完売、満席の中まずは会津若松ザベリオ学園高校の「彼女の旋律」が上演され、10分間の休憩を挟み大沼高校の「シュレーディンガーの猫」が上演されます。初演は私も客席の裏手から観ていたのですが、初めてにもかかわらず最高の上演となりました。実際に観て頂いたお客様の反応も上々、予想を上回る数のアンケートを記入頂き、劇場の外では出演者に多くの声をかけて頂きました。
初日と2日目は、「彼女の旋律」と「シュレーディンガーの猫」の2本立ての為、舞台裏は大混雑。ザベリオ上演中、大沼の皆さんは楽屋に入ることができない為、劇場脇で待機しています。公演直前は緊張するものかと思いきや、みんなリラックスした表情で雑談をしています。ちなみに聡美役の子が確認しているのは、舞台で使用する消え物(小道具)のポッキー。この日も猛烈な暑さで、ポッキーのチョコが溶けてしまっていることが発覚した瞬間です。実際、この後のステージではポッキーがひっついてしまい、大量に引っ張り出されてしまうハプニングが、、、。
大きなトラブルもなく、初日の2ステージが終了。舞台終了後にはミーティングが行われ解散したのは20時頃。部員の皆さんはもちろんですが、スタッフも疲労困憊で早々と解散となりました。私は一旦会社に戻り仕事を片付け自宅に帰ったのは23時過ぎ、疲れ切っていたためご飯も食べずに寝てしまいました。
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