伊沢拓也がGP2へ

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 まずはお詫びから申し上げます。私が自信満々に書いた記事の件ですが、まったくもってして的外れな結果となってしまったことをお詫び申し上げます。伊沢選手ごめんなさい、そして今年のGP2参戦おめでとうございます。

伊沢 拓也選手が2014年シーズンより「GP2 シリーズ」に参戦 [Honda ニュースリリース]

が、だ、何故伊沢なのか、謎は深い、、、。

* 以下、本当に酷いことを書くので伊沢ファンは読まない方がイイです
** あと、妄想ですからね、私個人の

 昨年、(いちおう)スーパーフォーミュラで(マシンはそのままだけど)初代チャンピオンに輝いた山本尚貴がなぜ選ばれなかったか、正直、この選択以外は絶対にあり得ないと思っていた。大穴で塚越というのはありだと思っていたけど、伊沢だけは100%ないと思っていた。

 伊沢は1996年にカートデビュー、1999年には全日本選手権ICAクラスでランキング2位、翌2000年FAクラスでランキング5位、2001年はFSAクラスで5位、2002年にSRS-Fを首席で卒業している。2003年にはフォーミュラルノードイツでランキング7位、2004年は日本に戻りFDでランキング3位、翌2005年はランキング4位、2006年・2007年は全日本F3でランキング6位。2008年からは昨年まで6年間国内トップカテゴリのフォーミュラニッポンとスーパーGT GT500に参戦、スーパーフォーミュラはランキング3位、スーパーGTではランキング2位が最高の結果。ちなみに、昨年はスーパーGTは10位、スーパーフォーミュラは7位、という感じ。

 ランキングの数字だけ並べてもあんまり意味がないし、それだけじゃ何もわからないんだけど、個人的にはいまいちぱっとしないイメージなんだよな。2012年のフォーミュラニッポン(ランキング3位)は最後までチャンピオン争いをしていたけど、結局元F1ドライバーにチャンピオンを持って行かれちゃったしなぁ。2009年のスーパーGT(ランキング2位)はもはや全然記憶にないけど、こっちも最終戦までチャンピオン争いしてたけど寿一・ロッテラーのトムスがチャンピオン。最終戦は勝ってるんだけどね伊沢とファーマン。そっか、そう考えるとぱっとしないってのは俺の間違いで結果としては色々残しているんだな。いや、でも、それ6年間の話しだから、、、。

 F3に参戦していた頃は比較的近いところで見ていたけど、どうしても塚越と比較しちゃうんだよな。2006年は今年ザウバーに移籍したスーティルがチャンピオン、2位は大嶋、3位ストレイト、カルボーン、塚越、ときて6位が伊沢(2勝)。2007年は大嶋がチャンピオンで、ストレイト、ジャービス、石浦、塚越、で伊沢(0勝)。個人的にはこの頃のイメージが強いから余計になんだけど、とにかく塚越の天才っぷりばかり目が行っちゃったんだよね。や、だから、ランキング的には大して変わらないんだけどなぁ。

 と、結果と自分の記憶をすりあわせてるんだけど、やっぱ、伊沢がGP2に選ばれた理由が見当たらないんだよな。ホンダだけじゃなくて、マクラーレンサイドでも面談があったって記事が出てて、そうなると色々な思惑が絡み合うなぁとか思ったわけですが、伊沢なんだよな、、、。

 えっと、来年のマクラーレンは一人はバトンで決定、もう一つのシートを今年F1デビューのマグヌッセンとGP2に乗る2人の合わせて3人から選ぶと思う。伊沢のチームメイトVandoorneは昨年のフォーミュラ・ルノー3.5でランキング2位(ちなみに、チャンピオンがマグヌッセン)、2012年はフォーミュラ・ルノー2.0でチャンピオン、マクラーレンのリザーブドライバーも務める21歳。伊沢は29歳(今年30歳)でトップフォーミュラに乗り続けていたからもちろん経験はある。でも、将来の可能性を考えると、、、やっぱ、どう考えてもマクラーレンが伊沢を乗せるとは思えないんだよな。

*** 激しく妄想です、ご注意ください

 で、俺は思った。あ、これ、マクラーレンとしてはホンダ系ドライバーをF1に乗せる気なんてないんだろうな、と。GP2でバンドルネが伊沢よりランキングが上になれば(チャンピオンなら余地無し)になればもちろん文句は言わせない、万が一伊沢がチャンピオンになったとしても、マグヌッセンがむにゃむにゃな感じで、結局伊沢はリザーブ扱い。これだよ、これこれ。

**** さらに酷いことを書きます、極めて妄想です

 じゃ、なんで伊沢なの? え? それは伊沢が一番マクラーレンにとって都合がいいから。だって、山本とか塚越とか、欧州の無茶な環境でも乗り越えてチャンピオンになっちゃって、欧州で認められちゃったりとかしたら大変じゃん、ヤバイじゃん(特に塚越はヤバイ)。伊沢なら、、、って、マクラーレンが考えていたら恐ろしいな、っと。でもって、結果が出ればホンダも納得せざるを得ないだろうしね。

 ARTはGP2の中ではトップチームなんだけど(ロズベルグ、ハミルトン、フルケンベルグがチャンピオン獲得)、それだけにいろいろ厳しいことも多いだろうね。チャンピオンを獲得した年のチーム内のポイント差を見てみると、2005年ロズベルグ120pointがチャンピオン獲得しチームメイトのプレマはランク4位67pointでポイント差は53point、2006年はハミルトン114pointでチャンピオンを獲得しプレマは66pointでランク3位でその差は48point、2009年はフルケンベルグが100pointでチャンピオンを獲得しチームメイトのマルドナドは36ポイントでランク6位でその差は64point。そう、チャンピオンになる年は、チーム間格差がでかいんだよねとにかく。あったり前なんだけど、チャンピオン獲れそうな方にリソースを割く、それだけの話し。

 ARTがバンドルネと伊沢をどう扱うか、、、もちろんイコールと信じたいけど、、、まー、あり得ないよね。しかも、フランスのチームだしなぁ。英語はそこそこだろうけど、フランス語はどうなんだろ? あああ、逆境過ぎるよ。

 と、まあ、はじまる前から絶望的なことばっか考えているけど、可能性は0じゃない。伊沢がやることはもちろんチャンピオン獲得、そしてそのためにチームをいかに味方につけるか。ホンダができることは伊沢に無駄なことを考える必要のないレベルのマネージメントスタッフをちゃんとつける。チーム的にもエンジニア的な人間をホンダが直接送り込むことはできないから、とにかく伊沢が全てを託すことができるパートナー的な存在で、レースの世界を十分理解して、日本語・英語・フランス語に長けた人間、、、いるのかそんなの。や、探してつけるしかないよ、とにかく彼1人で闘って勝てるものじゃないから、GP2は。本気出せ、ホンダ!

 てかね、ホンダも馬鹿じゃないから色々考えてるはず。伊沢がぱっとしなかったら話にならないけど、チャンピオン争いするくらいなら意地でもシートを見つけると思うよ。F1チームはマクラーレンだけじゃないってなー。そういう意味でも、マクラーレンが怒り出すくらいのあざとさを見せてくれ、ホンダよ。そして、伊沢は勝つのみ、それだけだ!!!

 最後に、山本・塚越の2人。ほら、今年のスーパーフォーミュラでやるべきことが見つかったんじゃない? 絶対チャンピオンだよ、それ以外は全然意味ない。もー、ついでだからGT500のダブルチャンピオンひっさげて、2015年GP2、、、いやまて、直接F1に行け! 欧州まで聞こえるような度肝を抜くような結果を出すんだ! もう、チャンピオンになるためだったらなんでもやれ! F1への道はできたけど、その道を歩めるのはチャンピオンになってからだ!(スーパーフォーミュラのホンダエンジン次第なんだけどなぁ、全ては)

****** 全編妄想です、ゴメンナサイ。でも、案外、本気で伊沢を選んでるのかもなぁとか思いました。ルックスもよくて、真面目(な感じ)で不思議ちゃんじゃないからなー、とか