3月から実施していた『下北沢ブロイラー』Fan-boキュレイター就任記念イベント開催プロジェクトですが、昨日支援募集が終了しました。最終的に目標額に対して57%の支援が集まりましたが、100%には到達しておりませんのでプロジェクトは成立しませんでした。
私がクラウドファンディングを実施したのは今回で4回目ですが、4回目にして初めての失敗となりました。敗因はいくつもあると思いますが、【クラウドファンディング】そして【下北沢】のどちらのキーワードに対して自信を持ちすぎていたことが最大の原因だと考えています。結果として、自分のクラウドファンディングに対する意識と一般の人たちの意識の乖離を見せつけられたと考えています。
自分が考えているほど【クラウドファンディング】は浸透していない。クラウドファンディングを知らない、クラウドファンディングという言葉は聞いたことがある、クラウドファンディングは知っているけどファンディングしたことはない、この辺りの人たちが大多数であることを改めて実感させられました。
株式会社リビジェンが2013年10月に行った、全国の10代〜30代の一般男女500人を対象にした「クラウドファンディング」についての調査結果では、クラウドファンディングの認知度約13%、利用経験率約4%という結果が出ています。半年以上前のデータではありますが、今でもそれほど変わってはいないと思います。それに、母集団を考えると全年齢層で考えるとこの数字はさらに下がるのではないかと考えています。やはり、クラウドファンディングはまだまだ知られていないし、これからなんだと考えるべきでしょう。
[出典:【調査リリース】「クラウドファンディング」に関する認知度・実態調査を実施 クラウドファンディングの認知度約13%、利用経験率約4%という結果に(株式会社リビジェン)]
あと、当然ながら【下北沢】というキーワードでも過信がありました。下北沢ブロイラーは下北沢という街に興味がある人たちに対してある程度のリーチを持っているメディアですが、リーチしている層がクラウドファンディングに興味を持っているかどうかで考えるとその割合はかなり低いと考えられます(ソーシャルメディアでの反応を見ても)。というか、下北沢でクラウドファンディングにチャレンジしたいと考える層には全くリーチしてないですよね、、、。冷静に考えればわかるはずなのに、その点でも大きな勘違いをしていました。クラウドファンディングのプロジェクト自体に興味を持つ人はいると思いますけど、プロジェクトを実行する人たちとは全く違う層ですし、そもそも絶対数が少ないですからね。
その他にも、そもそもイベントの参加権をクラウドファンディングで募集してるとか、情報を広める努力が足らなかったなど、いろいろ原因はありますが、最も大きかったのはこの2つのキーワードに対する自分の過信だったと言えるでしょうね。もう、下北沢にお店だそうとして開店する前に撤退する気分です、、、。
が、もちろん下北沢でクラウドファンディングを推進する姿勢は変わりません。というか、むしろ前よりもやってやろうっていう気分で一杯です。下北沢でクラウドファンディングのプロジェクトに関わったお店やイベント、人が当たり前にいる状況になることを信じて進みます。
最後に、今回のプロジェクトにファンディングしてくれた皆様やプロジェクトを紹介してくれた皆様にお礼の言葉を述べさせて頂きます、ありがとうございました、次回もよろしく!
おまけ:イベントはやりませんが、同日にフツーの飲み会はやります。興味ある方は連絡ちょうだいな