やー、やばいよやばーい。前回紹介した、『下北沢ブロイラー』Fan-boキュレイター就任記念イベント開催プロジェクトが全くもってして売れていません。現在20%で明日でおしまいとか、どう考えても無理ゲー、、、いや、諦めませんよ最後の最後まで。元嶋のプロジェクトだって、決まったのはラスト15分だからね。
で、前回に続いて下北沢ブロイラーがクラウドファンディングをやりたいのかですが、クラウドファンディングは単にお金を集めるための手段では無く、ファンを集める手段にもなり得るという話しです。
例えば下北沢でお店の出店費用を募るプロジェクトですが、当然ですけどお店ができる前からプロジェクトははじまって、開店日前に終了するのが一般的だと思います。そう、実はお店を開店する前の宣伝というかPRにもなるし、お店のオープン前にファンを集めることもできるのです。あ、もちろん、共感を得るようなお店でないとお金を集めることもファンをつけることもできないので、オーナーさんやお店に関わる人たちがどれだけ目指しているお店を伝えられるかが重要です。
ちょっと話が逸れちゃいますけど、もう、この街で自分が好きになったお店がすぐに無くなっちゃうのが辛いんですよ。実際、好きになって通い始めて半年くらいで閉店しちゃうお店が少なくないのです。
お店が続かない理由にはいくつかの要素がありますけど、直接的な理由はお金ですよね。下北沢の家賃は以前に比べて安くなったとは言え、集客から比較すると高い状況が続いている。土日の下北沢の人出を見てると、下北沢にお店を出せば繁盛するぜーとか思っちゃうけど、平日はガラガラなのが現実。街に人はいるけど、下北沢にある全てのお店を潤すほどではないんだよね。ただ、常にお客さんが入っているお店があることも事実で、その差は何だろうって考えるとどれだけの人たちにそのお店のことを知ってもらえているのか、それに尽きると言えます。
お店がオープンして、徐々に人に知られて、そして常連さんがお店につく。問題はそのスパンがお店にとっては予想よりはるかに時間がかかります。もちろん、半年でいつも賑わってる繁盛店が生まれることもあるし、じっくり何年かかかるお店だってあるから一概に言えないんだけど、お店をやる側からしたら最低限運営できるまで軌道に乗せるまでの時間ってのは馬鹿にならないわけです。や、当然の話なんだよ、当然の話。だからオープンに備えてチラシをポスティングしたり、メディアに広告を掲載したりするわけだけど、個人店でそこまでやる余裕は当然ありませんよね。
だったら、お店がオープンする前から告知をすればいいじゃん、そう思うわけですよ。まー、お店をオープンするまでにはやらなきゃいけないことがたくさんで、「そんな告知なんてしてる余裕なんてねーよ」って言われそうだけど、そこの準備がどのくらいできているかでお店がオープンしてからの展開って全然違うものになると思うんだよね。
ほら、俺、本業がエンジニアって言うかクリエイターサイドの人間だから、いい物を創れば自ずと受け入れられる、とか思って生きてきたタイプだけど、それはただの理想で現実はそんなうまくいかないということを何度も経験していますから。「いい物はいい」とちゃんと伝えないと、人には知ってもらえない。折角、いい物を作ったのだから、それを伝える努力は絶対に必要なのです。
どうやったらお店のことを知ってもらえるのか、いくつもの手段があると思いますが、特にお店をオープンさせるまでのPRとしてクラウドファンディングが使えるのではと考えています。もちろん、クラウドファンディングは「群衆(Crowd)」から、「資金集め(Funding)」を行うことが前提ですから、資金集めをした上でファンを集めることも可能になると考えるべきですが、逆に考えるとファンになってくれる人たちがお金を出してくれる仕組みでもあります。
お店のための物件確保にかかる費用の一部を募るのもいいし、イベントで活躍するプロジェクターを導入するお金を募ってもいい、前回も書いたオープニングパーティーの参加権をリワード(クラウドファンディング支援者に対するお礼)にするのは一番手軽でかつPRできる手段だと考えています。あ、もちろんやればすぐに支援が集まるわけでは無く、魅力的な部分をちゃんと伝えないとダメですからねー。
というわけで、クラウドファンディングで集められるのはお金だけでは無いという話しでした。
てか、こんなこと悠長に書いている場合じゃ無いんだけどな、、、自分のプロジェクトが全然進んでない状況では。いや、諦めないぞー、最後の最後までーーー!