2005年1月13日

当時の台本が出てきた

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なんか、このネタ【映画との格闘】を書いていて当時の資料があったのを思い出して引っ張り出してきました。

 やー、それにしても色々な資料が取ってありましたよ。当時の台本を初めとして映画のパンフレットや絵コンテのコピー、○○組の連絡名簿、ロケ予定表から、返却し忘れのアー写まで。そうそう、完成打ち上げパーティーのご案内まで紛れ込んでたぜ。思い出しますなぁー、あの打ち上げパーティー。全キャストが勢ぞろいで、ある意味大暴れでした。そのまま主演の方の行き付けのお店になだれ込み、スタッフは本格的に大暴れ(笑)。

 で、それらの資料の中でもロケ予定表を今見直してみて、ちょっと感動した点がありました。ロケの予定表は、その日の撮影に従いキャストの入り時間や、ロケ予定場所などが書かれているのですが、とにかく細かい。皆さんご存知だと思いますが、映画にしてもテレビドラマにしても、撮影は見た目どおりの流れで取られている訳じゃなくって、撮影がスムーズに進む順番で撮影されているのです。今見ている、ロケ予定表にも同じキャストが同じ日にシーン9とシーン150とかを撮っているわけです。このシーンxxxの数字の部分は小さいものが映画の頭のシーンで、大きくなるにつれてラストに近いものなのです。ちなみに、シーン9はホントに映画の最初のシーンで、シーン150はエンドロールまであと10分といったところでしょうか。役者さんは当然大変ですが、この組み方をできる演出サイドも恐るべしですね。

 ちなみに、Webサイトでは撮影状況は公開していましたが、どこのシーンをどこでと言ったような、本編に関わる情報は一切流していませんでした。プロデューサーの皆様からも言われていたのですが、ロケ場所が漏れてしまうと継続で撮影するシーンに影響が出てしまうとのこと。1日で終了してしまう現場は問題ないのですが、ロケセットでの撮影は相当神経質になって情報を流していました。本当にすぐ側に日本人なら誰でも知っているランドマークがあって、そこだけは絶対にいれることができなかったんですね。やー、でも今考えるとばれなかったのが奇跡だったと言っても過言ではないかも。あ、シナリオが出てるわけじゃないから、一般の人にはわかりようがなかったと言うのが事実ですが。

 と、なんだか当時の資料が色々出てきて感慨にふけってみたり。あー、なんかDVDのメニューの資料まで出てきた。DVDまで作ってたんだよなぁ~。って、そのDVD製作の話はまた後日。

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投稿者 ymkx : 01:56 |

2004年11月18日

役者さんの映画のギャラは安い

 役者さんの話をほとんど書いていなかったので、今回は役者さんのことにふれます。

 この映画は、当時流行の癒し系な女優さんとJのSに所属するアイドルが主演で、それ以外にもテレビで見かける女優・俳優・役者さんがずらりと出ていました。そりゃ、全国ロードショーな映画ですからね。で、撮影の最初の頃は滅茶苦茶緊張しててまともに取材ができなかったんですけど、時間がたつにつれてだんだんフツーの風景になってきちゃうんですよねー。すげー、どうでもいい話とかばっかしてました。

 でもそのキャスト陣の中で、ホントに最初から最後まで緊張しまくりだった女優さんが一人いました。大学時代から読んでいた漫画誌にグラビアで出ていた方で、当時はかなーりはまっていたその人がキャストに名を連ねていたときには正直ビビリました。例の某プロデューサーに最初に話があったときに台本を見せてもらったんですけど、そこにその名前があった時点でこの話は絶対に断らないつもりでしたから。あまりに緊張しちゃってなかなか話す機会がなかったんですけど、ロケの移動でロケバスでとなりになった時に話をしました。が、ここでもやっぱほんとにどうでもいい事ばっか。公式Webが休止になっていたので、また始めたいなとかいろいろ日記とかも書きたいとか。やー、そんな取り留めない話でも直接話が出来ただけで幸せで、ほんとにこの仕事をやってて良かったな~と思った瞬間でした。

 そういえば、彼女はロケ終盤は別のドラマの撮影も始まっていて、本当に忙しそうでしたね。また、別の機会に書きますが、撮影が終わってから公開まである程度の期間があるのですが、公開の頃はどのキャストも別のお仕事に入ってます。でも、公開付近は記者発表やら番宣でいろんな番組にゲストとして出たりで忙しくなります。撮影現場でいつもの衣装で見るキャスト陣には慣れきっちゃってたんですけど、芸能レポーターにかもまれる姿やいろんなTV番組にゲストで出ている姿とかを見てると、「あー、やっぱり芸能人なんだなぁ」と再認識しちゃいます。

 なんか全然Webの話と関係ないなぁ。そうそう、Webに絡む話と言えばJ。Jに所属している役者(アイドル?)はみんなWebに写真を載せる事が出来ないのです。某プロデューサ-がさんざんごねても、監督がお願いしても全て不許可。正式な理由は不明なのですが、ブロマイドとかがかなり売れる人たちなので写真をWebに載せる事によって価値が下がるとかどうとか。そう、いろんなドラマとか映画のWebを見てみれば分かりますよ、Jの人たちは一人も写真が使われていませんから。今回も主役なのにどうしようと考えたあげく、イラストで行く事にしました。記者発表の写真もわざと監督の腕に顔が隠れるようなカットを使ったり、不自然なトリミングをしてみたり。本当にWeb担当者泣かせな話です。

 で、最後にタイトルの事に触れますが、なんか映画のギャラってとっても安いんです。数字を書く事が出来ないのですが、こんな話がありました。主演の女優さんが2日間映画の撮影がお休みだった間にCMの撮影をしてたそうです。で、その2日間のギャラが2ヶ月近く拘束される映画のギャラより全然多いって話を聞いたんですよね。えー、主演なのにそんなに安いのー? って思ったんですけど、本当の大御所なら別ですが、ちょっと売れてるくらいの役者さんにとっては映画出演というのはこれとないキャリアの獲得場所で、ギャラはそんなに重要じゃないとか。そんなもんなんですねー。

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投稿者 ymkx : 16:45 |

2004年11月11日

撮影は時間との戦い

 映画撮影現場の朝は早い。様々なシーンでの撮影があり、何が起こるのか分からないのが映画撮影の現場。渋谷とか新宿の某所に朝集合し、ロケ現場へと向かいます。

 そもそも、撮影でおす(予定をオーバー)事はあってもまく(予定より早く)事はほとんどなく、時間はいくらあっても足らないのです。ロケだと日が暮れて撮る事ができなくなる場合があるのですが、スタジオの場合は24時間どんなシーンでも創れちゃうからテッペン(夜の0時)を回る事もしばしば。スタッフも大変だけど役者さんも大変です。最高で、終わったのが朝6時ってのもありました。もー、最後の方はスタッフも役者もかなりハイテンションになってて、思いもしなかったようなシーンが撮れる事もありました。

 撮影スケジュールは大まかには決まってるんですけど、撮りたいシーンが撮れなかったり、天気の影響で後回しになったり、途中で新たなるシーンが追加になったり、でどんどんスケジュールが延びて来ちゃうのが常。この映画は、撮影開始から公開までが5ヶ月程度しかなく、撮影の最後の方は本当に死闘が繰り広げられました。ちょうど、最後のあたりが梅雨のあたりにかかってて、助監督の方が「この時期になったら天気予報は見ない、雨は降らない、降らない...」とかぶつぶつ言われてました。撮影の後には音楽を創ったり、編集をしたり、アフレコをやったりとかで本当にスケジュールはキツキツなんですよね。

 ちなみに、Webの制作に関しては、撮影現場で取材をして夜になると会社に戻ってnewsを更新、メルマガを作って監督のチェックを受ける、合間にBBSに書き込みをしまくり...正直、まともに寝てませんでした。でもって、朝は早いし...。とにかく撮影中は体が休まる日はなかったですねー。撮影のお休みの時はたまった他の仕事を一気に片付けなきゃいけない訳ですしぃ。Webに関しては最初はほんとに何もなくって、とりあえずプレス向けのリリースから映画紹介ページを5ページ作って、徐々にコンテンツが集まり始めたらそれらをまとめてコンテンツにしていってという作業の毎日でした。最初の5ページは天才デザイナーに頼んで2日で作ってもらって、本番のデザインは2週間程で創りました。その間に原稿依頼や、忙しいスタッフを無理矢理捕まえてコンテンツを提供してもらったり。でも、死にものぐるいやったおかげで本当に深いWebサイトを創る事が出来ました。

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投稿者 ymkx : 16:01 |

2004年11月 6日

映画人はクリエイター

 なんだか、よくわからないけど映画にかかわり始めてしまった私ですが、映画が撮影されるその様を伝える以前に、本当に自分は映画のことを何も知らないんだということを知りました。

 かなりミーハーだったこともあり、ドラマは大好きで、ビデオに撮りまくって見る余裕がある限り見まくってたんです。で、いつかはドラマのWebとかを作ってみたいなぁーって漠然と考えていましたよ。そのときの映画に対する印象って、「なんか古い感じ?」っていうなにも分かってない状況だったり。

 そんなゆるい気分で挑んだ現場ですが、映画に関わるプロフェッショナル達が本気で戦う職場で、ホントに最初の頃は近づくことすらはばかられた訳です。ホント、恐る恐る現場に近づいて写真を撮って、いろんなことを記録して。うかつにもデジカメのフラッシュを焚いてしまって助監督の方に激怒されたり、本番中に枝を踏んだりして録音の人に怒られたり、妙な位置に立って照明の人に「そこ、影!!」って言われたり...。とにかく、最初の頃はその雰囲気に圧倒されてまともに取材はできませんでした。

 自分自身が現場サイドではなく制作サイドから送り込まれた人間だったこともあり、正直いって現場の皆様からの印象は悪かったようです。それでも、1週間くらい通いつめたあたりから、なんとなく現場で何をしちゃダメで、そのなかで何ができるかってわかってきたんですよね。そのあたりから、現場のいろんな人たち、そうプロフェッショナルから話を聞けるようになったんですよね。現場にいる一人一人はカッコいい人ばっか。でも、いざ撮影に入るとなると、ホントに厳しい雰囲気で挑まざるを得ないんです。各部署にはトップがいて、その下についている人たちばかりだから、「つらいよー、きついよー」って言ってたけど、助監督の『本番!』って声が掛かると一気に真剣な表情に変わるわけです。自分自身クリエイターだっていう意識は強かったんですが、本物のクリエイターってモノを見せつけてもらったわけです。監督は神様、その元で働くクリエイターたちは監督の求めているものを提供すること、それが使命なんですよね。でも、それをホントに準備しちゃう奴らに俺は心底惚れました。「つらいよー、きついよー。でもね、やっぱ楽しいんだよ」って言ってのけるクリエイターたちに惚れちゃったわけです。

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投稿者 ymkx : 00:51 |

2004年11月 5日

映画との関わり

 先週見た『いま、会いにゆきます』のエンドロールを見てたら、知っている名前がちらほら。役者じゃないんですけど、スタッフの何名かの名前に見覚えがあったんです。

 というのも、もう5年近く前になりますが、某映画のWebサイト担当として撮影から公開、果てはDVDの作成まで携わった事があるのです。それまで、映画とは無関係の世界にいたのですが、ある日突然某プロデューサーに呼ばれて「あした、日活のスタジオに行って記者発表を取材してきて」と来たんですよね。躊躇してたのは事実ですが、某自動車のファンサイトの構築もほぼ完了してたので、とりあえず行ってみる事にしました。
 
 4月の終わり頃でしたね、撮影スタジオなんて初めてだったんでビビりながら行ったのですが、意外とフツーな感じ。なんか、戒厳令が引かれてるんじゃないかと予想してたんですが...。で、早く着きすぎてたんで、某プロデューサーに連れていかれて、某プロデューサーの方々や監督に挨拶をば。そんな事をしてたら、なんだかどんどんじゃんじゃんキャストの皆様が登場。心の中では相当ビビってましたが、「おはようございます」とか午後なのに挨拶してみたり。そんな事をしてる間に記者発表開始。もちろん、そんな現場も初体験。取材される側も取材する側もテレビでしか見た事のない人たちばかりで、もー終始ビビりまくり。そんな中、初仕事で一眼レフなカメラマンに混ざってコンパクトなデジカメで撮影をしてきました、いろんな人に睨まれまくり。そんな、記者発表も終わって監督やプロデューサー陣とWebサイトの打ち合わせ。この打ち合わせで記憶にあるのはとにかくむちゃくちゃな仕事だって事。もー、開口一番「いつできるの?」ですもん。しかも、全然何を作るかなんて考えてもなかったので、その場でいくつか楽しいだろうけど無茶な提案をしたらそのまま採用されちゃうし。あげくの果てには、監督「いやー、Webってのはもードンドン更新しなきゃダメなんだよ、撮影状況とかガンガン毎日送らないと」、プロデューサー「やー、そんなロケ情報とか漏れたら大変だよ、だめだめ」とかなんとか。結局、Webでニュースという形で毎日ロケ現場を取材してWebを更新する事に...。そして、この日から映画まみれの日が始まったのです...。

* 敢えて映画名は出しておりません、気づいた方もコメント・トラバで映画名を出さないようにお願いします

# ちなみに、「いま、会いにゆきます」でスチルを担当されてる方とはこの映画でお世話に
# なりました。その人が撮った写真を見て、「映像が期待できそうだ」って思って観に行っ
# たので、不思議な感覚です。

投稿者 ymkx : 17:12 |