2012年12月17日

結果報告1:元嶋佑弥スーパーFJ日本一決定戦参戦支援プロジェクト

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 もう、1ヶ月半くらい前の話しですが、元嶋佑弥スーパーFJ日本一決定戦参戦支援プロジェクトなるエントリーを書いてそのままになっていました。パトロンの皆様へのリターン発送も終わったので、結果報告なんぞを書きたいと思います。

 「リターン発送」とか書いている時点で、クラウドファンディングをご存じの方はわかると思いますが、プロジェクトは無事サクセスしました。サクセスしたのが、締め切り日の30分前頃という超ギリギリのタイミングでしたがサクセスはサクセス。無事、元嶋佑弥はスーパーFJ日本一決定戦に参戦することができました。

 そして迎えたスーパーFJ日本一決定戦。元嶋は前日の練習走行で微妙な結果となっていましたが、予選をトップで終えると、6周で争われる第一レグをトップでチェッカード・フラッグを受け、ファイナルを2番グリッドからスタート。紆余曲折有りましたが、ファイナルもトップでチェッカード・フラッグを受け、スーパーFJ日本一になりました。

 できすぎだ、できすぎな展開だ、、、でも、別に仕組まれた展開でも結果でもありません。全て元嶋の頑張りの結果に他なりません。

 というわけで、年末に向けてクラウドファンディングの観点と、モータースポーツの観点からこのプロジェクトのことを書いてゆきたいと思います。

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投稿者 ymkx : 2012年12月17日 18:03 |

2012年11月 7日

元嶋佑弥スーパーFJ日本一決定戦参戦支援プロジェクト

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 クラウドファンディングサービスのCAMPFIREを利用して、こんなプロジェクトをはじめました。

元嶋佑弥スーパーFJ日本一決定戦参戦支援プロジェクト
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詳細については上記のプロジェクトページをご覧頂きたいのですが、今回のプロジェクトを立ち上げるに至った経緯を書かせていただきます。

 元嶋佑弥は今年は3年目のFCJに参戦する予定でした。しかし、何らかの事情で参戦することが叶わず、今年はレースに出られないと思われました。が、元嶋の地元でもある九州のオートポリスからスーパーFJに参戦。開幕から3連勝、そして4レース目に2位表彰台を獲得し、最終戦を待たずにチャンピオンを獲得しました。

 ただ、チャンピオンとは言ってもスーパーFJのオートポリスシリーズでのチャンピオン。スーパーFJは日本全国のサーキットにそれぞれシリーズを持っており、東北(SUGO及び仙台ハイランド)、もてぎ、筑波、富士、鈴鹿、岡山、オートポリスと7つのシリーズが存在しています。そのため、毎年12月にスーパーFJの日本一を決める『スーパーFJ日本一決定戦』が開催されます。今年は栃木県のツインリンクもてぎで12月2日(日)に開催されます。

 オートポリスのチャンピオンにはなりましたが、元嶋にとってそれだけでは意味がありません。当然ながら日本一を目指さねば、来期の上位カテゴリーへの進出は叶いません。もちろん元嶋はスーパーFJ日本一決定戦の参戦を決断しました。しかし、参戦に必要となる費用の当てはありません。
 相談を受けた私は、クラウドファンディングの仕組みを利用し参戦資金を募ることを提案。元嶋本人の了承を受け、プロジェクトを投稿。プロジェクトは10月29日にCAMPFIREに掲載され、10日で16名、149,500円を集めています。目標金額は50万円、残り15日でその金額が集まれば、日本一決定戦の参戦に関わる費用をある程度まかなうことが可能になると思われます。CAMPFIREはAll or Nothingの仕組みをルールとしており、目標金額が集まらなければ1円も元嶋の手元には渡らない仕組みです。なんとしても50万円を集めなければなりません。


 ここで少し元嶋佑弥との出会いについて書いておきたいと思います。プロジェクトページの『■仕掛け人からご挨拶』にもある程度書かれていますが、レースが印象に残っていたこと以外にはじめて出会ったときに彼の人間性に惚れたことが彼を応援するきっかけになりました。

 FCJデビューレース自体はほとんど記憶がありません。そのデビューレースの後に行われたキッズピットウォークにて、私は元嶋と出会いました。フォーミュラニッポンが開催されているイベントのため、フォーミュラニッポンのガレージではドライバーによるサイン会など賑わっていました。FCJドライバーはピットロード出口側に勢揃いし、ステッカーを配っていたと思います。

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子どもと一緒にその近くにいた私たちに、FCJドライバーの中から1人が近づいてきます。彼は子どもにステッカーを渡してくれ、折角なので写真を撮ってもらおうということになり、子どもと一緒に彼は写真に収まってくれました。

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そうそう、まさにその写真がこれ。なつかしーなー。これが、元嶋との最初の出会いの瞬間です。このときから私も子どもも元嶋佑弥のファンになってしまいました。翌日、元嶋は6番グリッドから第2戦のレースをスタートし、ポジションを2つあげ4位でチェッカード・フラッグを受け初ポイントを獲得します。その後、FCJのパドックを訪れいろいろな話をしました、そこが今日に至るまでの全てのはじまりだったのです。

 2010年、2011年と彼を応援し続けました。全レース欠かさずに見に行ったと思います。あ、唯一昨年のF1日本GPの土曜日に行われたレースだけは見ることができませんでしたが、それ以外は全てのレースを現地でチェックしていました。参戦初年度の7月に行われた富士スピードウェイの1戦、そして、2年目の6月に行われた同じ富士スピードウェイでの1戦。彼は勝利を挙げ、パドックで共に喜び合いました。2年目の勝利の後の写真はプロジェクトのページにも掲載されています。

 2012年、私は元嶋のレースを見ていません。大分県のオートポリスはさすがに遠く、現地での観戦は叶いませんでした。私が今年唯一観ることができるレース、それがスーパーFJ日本一決定戦です。いや、まだ、観ることが決まったわけではありません。彼がこのレースに出場しないことには、彼がスーパーFJのマシンを駆る姿を観ることはできません、、、。

 私がレースに興味を持ったのは1994年のF1日本GP。それ以来、レース業界に関わりたいと常々思っていましたが、レーサーになりたいと思ったことはありません。もちろん一度は夢見るわけですが、それが如何に大変で、かつ才能を有した人間のみが上がることができるフィールドなのか十分理解しているからに他なりません。だからこそ、才能のあるレーサーを支援したい。そのレーサーの活躍を支援することで自分自身が絶対に達成することができない夢を、支援するドライバーが叶えてくれる。そんな想いを抱き、私はこのプロジェクトを立ち上げるに至りました。あー、元嶋が日本一になったら、本人以上に喜べるだろうなぁー。MUMMのマグナムボトルを用意しておこう。

 CAMPFIREは500円から支援できます。他人の夢にお金を出すこと、今は一般的ではないかもしれないけど、今後それが一般的になって多くのレーサー、いやアスリートやクリエイター、起業家が自分たちの夢をたくさんの支援者の後押しで実現することができる。そんな社会を夢見て、私はこのプロジェクトを立ち上げました。皆さんの支援が必要です、お金を出してくれるだけが支援ではありません、このプロジェクトを1人でも多くの賛同者に伝えてくれる、それもまた1つの支援なのです。クラウドファンディングはソーシャルメディアの普及なしには成立しなかった仕組みです。

 支援していただいた皆様、そして何らかの形で応援いただいた皆様と彼の日本一達成の喜びを分かち合いたいと切望しております。1人でも多くの皆様のアクションを、心からお願い申し上げます。

元嶋佑弥スーパーFJ日本一決定戦参戦支援プロジェクト


2010年最終ラウンド鈴鹿にて

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投稿者 ymkx : 2012年11月 7日 21:22 |